iPhoneとiPod touch Softwareは,ほぼ同じように作られているが,まだまだリリースされたばかりのシステムで,安定性も効率性も十分調整されていたとは言えなかった。セキュリティの問題についてもいろいろしてはされ始めていたため,そろそろここら辺で問題解決が必要とされていた時期でもある。
そしてようやくSoftware 2.1が登場した。
どの辺がどう改良されたのかの全貌を把握することはできないが,気になっていた動作に関しては試してみればわかる。何よりも日本語入力時のストレスがどれだけ改善されているのかということは,今後iPod touchやiPhoneを通信機器として使う際の重要なファクターでもある。
「メモ」Appで長めの文章を入力するテスト。今まではすぐにでも入力・変換作業がもたつく感じに陥ってしまう感じであったが,今回の2.1を導入したあとでは,ほとんどストレスなく入力するすることが可能となった。いくらか文章を打っても,後からもたつくということがない。
これなら合格点をあげられそうだ。ようやくiPod touch上でメールの文章を書くことが実用レベルに達したということである。この辺がソフトウェアのマジックであるが,本来ならば最初から実現すべきレベルがあった。
アプリの起動は前回の2.02で改善されたと思うが,そこから特段進歩したわけではなさそう。全体的な調整が一通り終わって,これが安定バージョンかそのためのリリースといった感じである。
--
ところで新しいiPod touchが登場した。今回の注目点は,内蔵スピーカの追加と,マイク・リモコン付きイヤホンへの対応。果たしてiPod touchがマイク入力まで対応しているのかはわからない。可能性は否定できないし,もしも対応しているのであれば,第2世代iPod touchからVoIPアプリが利用できるようになるやも知れない。
カメラ機能を搭載してくれなかったのは残念であるが,あくまでも音楽プレーヤーであるということを考えれば,それは仕方ないのかも知れない。まあ,次の世代以降で追加されるのだろう。
とにかく内蔵スピーカの追加は有り難い。ちょっと曲や映像を確認したいときにいちいちイヤホンを取り出すのは面倒だからだ。価格が安くなったのも歓迎。もっと安くてもいいんじゃないかとも思うが...,iPhoneとのバランスが難しいか。