いよいよAppleから新しいデバイスが発表されることになりそうです。様々な情報や噂話がネットを駆け抜けています。いくつかは実際の関係者のフライング証言や発表会場の準備作業から漏れた信憑性の高そうな情報もあり,なんとも期待を煽ってくれます。Appleにとっては莫大な広告費を浮かすことができますから,直前の少々の漏れは許容範囲内?
iPhone OSのプログラミングに注目してきた本ブログにとっても,新しいデバイスがタブレットであるとすれば,これはもうCocoa Touchフレームワークの採用しか考えられないわけですから,無関心ではいられません。
そして,やはりというか,iPhone OSという名前をより汎用的な「iOS」とする情報も飛び込んできました。これがCocoa Touch(UIKit)を含んでいることは明白ですが,どの程度Mac OS X(AppKit)との融合,あるいは置き換えられるぐらいの拡張を施しているのかが気になります。
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デバイスへの関心という観点からすれば,世間ではAmazon.comのキンドルとの比較で話が進みますが,もはやこれはAmazon.comとiTunes StoreというECサイト同士の争いとして考えなければなりません。総合力では依然としてAmazon.comが強い力を保っていますが,デジタルコンテンツに限ればiTunes Storeもトータルな使いやすさで他の追随を許しません。GoogleのAndroidマーケットは一から出直すべきかも知れません。
いずれにしても,iOSという新たなシステムの名前と,iTunes Storeを軸とした世界共通のマーケットプラットホーム,そして魅力的なデバイスによって,また違った世界を過ごしていくようになりそうです。
さて,iOS向けアプリの開発に向けて,引き続きCocoaを楽しみたいと思います。
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