りん: 2009年12月アーカイブ


『モバイルアプリをプロデュースiPhone SDK3プログラミグ』


『iPhoneプログラミングUIKit詳解リファレンス』

 さっそく『はじめてのiPhone3プログラミング』が発売されていました。年末年始は,こちらでお勉強という人も多いかも知れませんね。iPhoneアプリ開発の入門書としては,かなり充実した内容です。

 ただし,Objective-Cなどの言語部分に関しては,予め他の参考書を用意して学んでおくか,同時平行して学ぶ必要があると思います。なお本書の原著はこちらです。


 一時期のiPhone開発本出版ラッシュも収まり,最近はゲーム向けのグラフィックやオーディオ等と機能を特化して執筆された開発本の出版が続いていました。洋書ではApressのシリーズが賑やかですね。

 いまのところ,日本語の書籍としては,日経が刊行を予定しているという情報が先行して流れています。次の2つのタイトルが別物か同一のものかは分かりませんが,とにかく年末年始に新しいものが出てくるようです。

『よくわかる iPhoneプログラミング』(日経BP出版センター)
http://www.bk1.jp/product/03193585

『iPhoneプログラミング ハック100』(日経BP出版センター)
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAY47015/

 また,翔泳社からは次のようなタイトルが3月ごろにお目見えとか...。

『iPhoneSDK アプリケーション開発ガイド』(翔泳社)
http://www.bk1.jp/product/03136805


 それから,分厚さでお馴染の『はじめてのiPhoneプログラミング』のSDK3対応版である『はじめてのiPhone3プログラミング』もこの年末年始に登場する予定のようです。

『はじめてのiPhone3プログラミング』(ソフトバンククリエイティブ)
http://www.bk1.jp/product/03191597


 iPhoneプログラミング関連本もかなりの種類出てきましたね。あとはCoreDataとかデータ処理関係の開発本が登場してくれば,かなりの部分が埋まるのではないでしょうか。

 あとは,純粋にCocoaの基本か,Objective-Cにおけるプログラミング法を解説するものなどが期待されます。あるいはインターフェースに関して,そのルールはもちろんのこと,具体的なグラフィックの作成ノウハウも教えてくれ本があると嬉しいですね。アイコンを作るのって,慣れるまでは意外と高いハードルなのです。その辺,Webデザイン関係の著者の方が手持ちのネタを少しアレンジして本つくってくれるといいと思います。

 ちょうど終わってしまったところですが,Command GuruというサイトでiPhoneプログラミング合宿を一週間生中継するという行なわれていました。

 wikimeetyというアプリを一週間で作り上げるという無謀というか何というか,プロだからこそ可能な企画。iPhoneプログラミングをやっている人間としては,他の人がどんな感じでプログラミングをしているのか気になりますから,これはとても刺激的な企画です。

 さすがにずっと見続けるわけにはいきませんので,たまにライブを観つつ,ダイジェスト映像がYouTubeなどにも登録されていますので,それを追いかける感じです。

 黙々と作業している場面などは,見ていて楽しいわけじゃないけれど,なんか興味津々で見つめてしまいました。英語が交わされる会話も,分かるところもあれば分からないところもあり,それでも生に触れられるのは新鮮です。

 出来上がったアプリのソースコードや連携するサイトのスクリプトなども公開され,それを眺めるのもアプリ開発の勉強になりそうです。ちなみにwikimeetyというアプリは,自分の周辺で何かイベントがあるかどうかを探したり,バーで誰かと飲みたい時に相手を招待するなどのソーシャル・アプリですね。


 合宿はイタリアのベニスで行なわれた模様(といってもずっと室内の映像みたいですが...)。そしてアプリ開発チームを率いたのはMac OS XのCocoaプログラミング本の定番「ヒレガス本」を書いた,アーロン・ヒレガスさんでした。動くヒレガスさんを見れたのもちょっと嬉しいかも。

 完成したアプリを申請する場面は,なんか一緒に盛り上がっちゃいます...,ははは。

 プログラミングではない開発関連本(マーケティング本?)が刊行されるようです。有名アプリの開発者の皆さんの名前が並んでいます。楽しみですね。

 グラフィックライブラリ OpenGLをメインに扱った開発本の登場です。グラフィックに力を入れたアプリを開発する皆さんは,避けて通れないテーマですね。

 OpenGLに関しては,こちらの書籍も重要のようです。


 これが現在,開発しているアプリです。まだ7割程度の進捗状況ですが,時刻表の入力と表示は出来るので,来年の初めには申請して,公開できるようにしたいと思います。

 開発している途中で別の時刻表アプリが出たので,興味深く拝見しながら開発作業を続けています。私のアプリは,時刻表を組み合わせて表示するというのがメインなのでコンセプトが違いますが,この分野もいろいろ種類が出てくるといいなと思います。

 また開発の進捗などはお知らせしていく予定です。