従来のiPhoneアプリの場合,初代iPhoneからiPhone3GとiPhone3GSでは画面構成のピクセル数が変わらず同じでした。
○iPhone/iPhone3G/iPhone3GS 320 x 480
そしてiPhone4では,これまでのピクセル数を縦横単純に2倍するというシンプルながら大変な解像度を実現しました。
○iPhone4 640 x 960 (326ppi)
これにiPadの画面が加わると,同じiOSデバイスとしては3つの画面解像度が存在することになります。
○iPad 1024 x 768 (132ppi)
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iOSプログラミングにおいて,「3つの画面サイズ対応」と「iPhone/iPad毎のUI対応」は厄介な問題です。特にこの2つはiOSアプリの最大の魅力を構成する要素であり,これを上手に対応することが重視されるだけにますます悩ましい課題です。
Apple Insiderの「iPhone 4 apps will fill iPad screen, get VGA output」というエントリーでは,iPhone4のサイズはiPadの画面をほとんど埋めちゃうと指摘していますが,だからといって同じUIにするわけにはいかないのは明白です。
fladdictさんの「WWDCレポ2 ー 新iPhoneの解像度を体感する比較画像」は,画面解像度の違いがコストに跳ね返ってくることを考察しています。
アプリ開発は,もはやプログラミングだけでなく,デザインと真剣に向かい合わなければならないことを改めて痛感するのでした。