愛知県から再び東京に戻って,NTTの研修センターのある場所へと向かいました。NTTグループを始めとした民間の企業が行っている教育情報化の実験事業「教育スクウェア×ICT」のフィールド連絡会に参加するためです。
もちろん,教育スクウェア×ICTとは,もともと関係のない人間でしたが,ワークショップの司会を手伝って欲しいというご要望があったので,お引き受けした次第です。
私自身も教育スクウェア×ICTに関しては関心があったので,いろいろ勉強したいと思っていたところでした。
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8月2日と3日の2日間,NTTの研修施設を会場に,教育スクウェア×ICTに関わっている学校や教育委員会の先生方が集まって,情報交換や交流をするのがフィールド連絡会です。
今回は,事業2年目に入って,これまでの途中成果を確認しあったり,2学期からの取組みをいろいろと膨らますためにワークショップが企画されていました。
私は初日は愛知県の要件があったので,2日目の個別のワークショップからの参加という形で依頼を受けました。
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NTTの皆さんは,終始とても丁寧な対応で会を進めていました。丁寧過ぎるといってもいいかも知れません。それが事業を円滑に進めるコツなのかなとも思えるくらいでした。
私は要点を押さえたら,あとはフリーハンドで考える質なので,相手からすれば相当いい加減に見えたことでしょうし,実際,最後はかなりやらかしましたので,だいぶ扱い難い参加者だったと思います。
とにかく,初日の夜に会場に着き,夜の部の途中から参加。幸い,フューチャースクールの公開授業に来てくださったことのある先生にお声掛けいただいて,なんとか紛れ込むことができてスタートした次第です。
そうそう,そこで与論島のお酒にやられました。 ^_^;
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翌日は,さっそくスケジュール通りにワークショップ。3つのテーブルに分かれて,3人の司会者がそれぞれのテーマで進行していきます。正直なところ,初めての先生方をお相手に初めての場で上手に意見を引き出せるかは不安でしたが,その辺は参加している先生方の方が心得ているようでしたので,おかげさまで無事に進行することができました。
ワークショップ自体は,わりと順調に進んで,お役目はそつなくこなしたと思います。これでいいのかなという,到達具合が分からない感は残りましたが,それは私が新参者だから仕方ないのだろうと思います。
その後,テーブル毎の成果を発表するということで,成果共有の場が持たれて,いよいよ司会者3人が講評する場面になりました。
先生方を励ますために,議論の中から何を言おうかと,いろいろ思案しながら二人の先生方の講評を聞いていました。ああ,あれも言われたし,これも言いたいことは同じだな。そんなことを思いながら,話すことが決まらないまま,とうとう自分の番。
自己紹介していたら,同じことを話しても仕方ないというスイッチが入ってしまい,なぜか叱咤激励モードの話になっていきました。
現場の先生方に対して,とうよりも,山のように集まっていらっしゃる企業関係者に向けて,もっと教育市場に真剣になっていただきたいだのなんだの,厳しい口調も織り交ぜながら語り出しちゃったから始末が悪い。
いま思うに,ず〜っと溜まっていた鬱憤みたいなものが,その時のディスカッションで刺激されていたことと,NTT始めとした民間が主体でやっている教育情報化実験事業への大きな期待みたいなものも裏返しにあったせいだろうと想像するのですが…,まあ,やらかしましたね。^_^;
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この残火は,翌日のPCカンファレンスへのヒートアップへと繋がっていくわけですが,とにかく教育スクウェア×ICTの皆さんには,いろいろとご迷惑をおかけしながら参加したフィード連絡会となりました。
投稿者: 林 向達
20120802 愛知県稲沢市稲沢西中学校研修会
しばらく出張の日々でした。研究会に出席するために夜行バスを使って東京に出発したのを皮切りに,名古屋,東京,京都と移動していました。
お声掛けをいただいて,愛知県にある稲沢西中学校の校内研修会で講師を務めました。今年度,稲沢市ではすべての中学校に全教科のデジタル教科書を導入したとのこと。研究の指定を受けているわけではないけれど,夏の研修期を機に勉強してみようということのようです。
「フューチャースクールのような環境は全くありませんから…」という事前の説明を何度も念押しされて,だいぶ気を使わせてしまった様子。
確かに最近私が接しているのは,一人1台PCのある学校や電子黒板ならわりと当たり前という雰囲気の学校ばかり。太陽を見過ぎて眩暈をしているのも事実ですから,念押しされても仕方ないのかも知れません。
ICT機器の導入や整備の実情は地域によっても異なりますが,ほとんど無いという状態から少し機器があるという程度が「ごく普通」なのでしょう。
教育の情報化がナンタラという話は,とにかく現場の先生方のウケが良くないので,あえて何も準備しないノープラン状態で臨むことにしました。
ええ,ノープランが一番良いみたいです。
稲沢西中学校には初めてお邪魔するのですが,連れられていった先は以前来たことのある場所でした。隣に名古屋文理大学。某セミナーでお邪魔した場所でした。
とにかく,研修会が始まる前に,用意していただいたICT機器の内容をチェック。だいたいの構成を理解して,研修会がスタートしました。
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用意されていたICT機器は,移動式ワゴンにパソコン,液晶プロジェクタ,実物投影機,スピーカーなどがセットされたもの。
これが各学年に2セットほど用意されているということで,必要があればワゴンとスクリーンを教室に持っていって使うというスタイルのようです。
パソコンには,デジタル教科書やオフィスソフトが用意されており,教室の情報コンセントを利用してインターネットに接続することもできます。ただし,まだデジタル教科書をインストールしていない教科もあるようです。
実物投影機もすでに接続されているので,電源を入れるだけで割り込んでプロジェクタから出力することができます。小型シンプルな機種なので,画面フリーズボタンと画像保存シャッターボタン,そして保存した画像を呼び出すだけ。
シンプルですが,ICT整備としてはごくごく一般的な水準でしょう。
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事前にいくつかの質問をいただいていましたが,まずは目の前のワゴンセットを初めて使うところから説明することにしました。
電気屋のお兄さんよろしく,ワゴンに乗っている機器を一通り説明し,どのボタンを押すとどんなことが起こるのか,目の前で実演してみせました。
「やってみせる」は絶対的に強いのだと,改めて実感しました。
実演が終わって,次は事前質問への回答。「準備の時間がかかって困る」「字が小さいのを回避する方法は?」「ICTと板書とのバランスが難しい」など,一筋縄ではいかない問題がいろいろ出ています。
解決とまではいかなくとも,一つ一つ丁寧に考えてお話して,納得する方もいれば,やっぱり難しいのねとため息をつく方もいたかも知れません。
電子黒板ユニットを導入することで,現在のワゴンセットを活かせるかも知れないですねという提案もあれば,スクリーンを用意しなくても黒板に直接写すという手もあることなどをパフォーマンスしたり。
相変わらずノンストップで続け,無事90分のお仕事も終わりました。
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ノープランということもあって,ゼロから百まで縦横無尽に展開しました。
最後に,まだインストールしていない教科の先生方に向け,この機会に全部の教科のデジタル教科書をまずインストールして,中身を見てみることから提案しました。
それから,ICTと板書の使い分けやバランスには明確な答はないので,経験を積み重ねて探っていくしかない。実はそこにベテランの先生方の知見が役立つのだから,ぜひノウハウの伝達をして欲しいとお願いしました。
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研修会終わって,東京へ。短い愛知県滞在でした。
iPadの教育利用に便利なアプリなど
最近,小中学校でiPadを活用する動きも目立ち始めています。
関心を持った学校の先生方にとって悩ましいのは,どんな環境を用意し,アプリは何をそろえればいいのか,見当もつかないこと。
まだきれいにまとめていませんが,一案をご紹介します。(20130227更新)
「iPad資料2013」(価格情報など古いため改訂予定)
(追記 20130831)NHK for Schoolは長らくFlash技術で動画公開されていたためiPad等のタブレット端末では再生できませんでしたが,ようやくタブレット端末再生に対応したようです。iPadを使ってNHKの学校放送番組を視聴することが容易になりました。
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【iPadの教育利用】
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■揃えておきたい機器や環境
1) iPad – http://www.apple.com/jp/ipad/
2) 無線インターネット環境
3) Apple iPad カメラ コネクション キット – http://www.apple.com/s/AX5x2R1
4) Apple Digital AVアダプタ – http://www.apple.com/s/Ae5z9M6 (HDMI端子がある場合)
5) Apple VGAアダプタ – http://www.apple.com/s/AU0A1D8 (パソコン画面端子の場合)
6) Apple TV – http://www.apple.com/s/A4W2j2
1と2は前提として。3はデジカメを併用する場合など必須。4と5はiPadの画面を有線で大型テレビや液晶プロジェクタに出力する場合に必要ですが,6があれば無線で画面を転送できるので大変便利です(この機能をAirPlayと呼びます)。
無線で飛ばした画面を受信する6のAppleTVを購入する代わりに,教室に備え付けのパソコンを使う方法もあります。そのためのパソコンソフトの購入で実現します。
7) AirServer –http://www.airserverapp.com(Mac版/Win版)
8) Reflector – http://www.reflectorapp.com (Mac版/Win版)
クレジットカード購入がハードルとなりますが,このソフトウェアを電子黒板(IWB)と校内LANに接続されているパソコンに導入すると,iPadの画面転送を受信して表示できるようになります。しかも6と違い,複数のiPadを同時表示できるメリットがあります。(2012年末にReflectionからReflectorに改名しました。)
ちなみに,同じ会社がWindowsパソコンの画面をAppleTVに転送できる「AirParrot」というWindows用ソフトも出しています。また,新しいMacには標準でAirPlay画面転送機能が付きました。AppleTVを用意して,全ての機器が同じ無線LANに繋がっていると,切り替えて画面転送できるようになります。
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■学校や授業で使えるかも知れないアプリ
○標準アプリ編
1) 写真(アルバム)
2) マップ(地図)
3) Safari(Webブラウザ)
4) カメラ
5) iBooks
標準アプリは最初からiPadに導入されているものです。上記のもの以外にも「ミュージック」や「ビデオ」などたくさんありますが,目的に応じて活用することになるでしょう。
1は写真や動画の保存場所であり,閲覧できるアプリです。このアプリの使用頻度は低いかも知れませんが,保存場所としてはとても重要なので一番に挙げています。
2はいろんな場面で活用できそうな地図アプリ。場面によっては「Google Earth」という地球儀アプリを代用することもあるかも知れません。
3はWebブラウザですが,学校で使う場合はフィルター機能をもった「Yahoo!あんしんねっとHD」で代用することが多いでしょう。
4は標準のカメラアプリです。記録を撮る時には欠かせません。
5は電子書籍ビューアです。Mac用のiBooks Author(http://itun.es/jp/siYnD.m)を活用し自作の電子教材を作ればiBooksで閲覧することができます。
—-(以下は編集中です。順次コメントやアプリを追加していきます。)
○無料アプリ編
Yahoo!あんしんねっと HD for SoftBank – http://itun.es/i6jS5GS 【フィルタリング機能付ブラウザ】
Google 検索 – http://itun.es/i6jk6Q4 【音声検索も可能】
Google Earth – http://itun.es/i6jV5wQ 【世界の衛星写真を自由自在に閲覧できる】
Dropbox – http://itun.es/i6jk6yD 【ファイルをクラウドで共有し倒せる】
Note Anytime – http://itun.es/i6Dd8kt 【手書きによる自由自在な最強ノートアプリ】
Evernote – Evernote – http://itun.es/i6jS5G2 【ノートをクラウドで共有できる】
大辞泉 – http://itun.es/i6x66HK 【回数制限だけど無料で使える国語辞書】
Skitch for iPad – http://itun.es/i6jS5Gb 【Webやマップや写真へ手軽に書き込み】
Adobe Reader – http://itun.es/i6jY6v7 【Adobe純正のPDFビューア】
SideBooks – http://itun.es/i6jk7HW 【PDFを電子書籍のように快適閲覧】
iフォトアルバム – http://itun.es/i6jS5tg 【クラス写真をシンプルに整理】
Cute CUT – http://itun.es/i6xg67v 【全機能映像編集アプリ(有料版有)】
iMotion HD – http://itun.es/i6Dt6vc 【コマ撮りアニメ作成アプリ】
Coach My Video Mobile: Video Analysis Made Easy – http://itun.es/i6jY6vG 【体育の時間でA動画とB動画を撮影して同時再生しながらフォーム等の比較できる】
ウゴトル – http://itun.es/i6jV5WH 【動画の部分的保存・繰り返し速度可変再生】
Touch Mosaic – http://itun.es/i6jV5zj 【公開写真の児童生徒の顔を手軽にモザイク】
iMindMap HD – http://itun.es/i6jk6CT 【言わずと知れたマインドマップ純正アプリ】
SimpleMind+ (mind mapping) – http://itun.es/i6js3fZ 【シンプルなマインドマップアプリ】
Prezi Viewer – http://itun.es/i6jS5GV 【ズーミングを活かしたプレゼンテーション】
lino – 付箋と写真を共有しよう! – http://itun.es/i6jk6CX 【クラウドで付箋コラボ】
Skype for iPad – http://itun.es/i6jV5Nv 【学校間や学外の人たちとビデオチャット】
RICOH TAMAGO Presenter – http://itun.es/i6jV5vd 【WiFiでPDF資料を共有】
Slidrs – http://itun.es/i6jY6vt 【Twitterアカウントで資料をクラウド共有】
DropCopy Lite – wireless file sharing – http://itun.es/i6Dr5Gz 【Wi-FiでMacやiPadとお手軽ファイル転送】
ぱっと転送 – http://itun.es/i6jV55y 【WiFiとBluetoothでiPad同士のファイル転送】
UPAD Lite – http://itun.es/i6jV5nS 【編集と読みモードを切り替えられ手書きノート】
Bamboo Paper – ノート – http://itun.es/i6jk6yd 【単純シンプルな自由帳】
neu.Notes – http://itun.es/i6jk6yN 【多機能ながらシンプルを極める手書きノート】
neu.Draw – http://itun.es/i6jk6yz 【図形描画と編集をシンプルに】
SketchBook Express – http://itun.es/i6jk739 【ユニークな操作性でイラストを描ける】
Sketch Pad 3 – Unlimited Canvas – for iPad – http://itun.es/i6jk6yF 【iCloud連携の手書きノート】
カンペ Lite – http://itun.es/i6jS5RH 【はっきりとした線でメッセージを伝える】
ホワイトボード – http://itun.es/i6jS5Rj 【初代iPadだって外部出力できるホワイトボード】
Paper by FiftyThree – http://itun.es/i6jY657 【エレガントにイラストを描ける】
Air Sketch Free – http://itun.es/i6jS5Rd 【線画をWeb経由でリアルタイムに共有】
te.to.te – http://itun.es/i6jk73k 【googleアカウントで描画コラボレーション】
paintone – http://itun.es/i6jk6yw 【自作キャラに音をつけられる描画アプリ】
おえかキロクLite – http://itun.es/i6jY7fr 【描いた過程が記録されて再現できる】
【スライド書き込み動画と解説音声を録音して公開できる教材作成3大アプリ】
Educreations Interactive Whiteboard – http://itun.es/i6jk6CD
ShowMe Interactive Whiteboard – http://itun.es/i6jk6Cp
Recopon – Quick ChalkTalk Sharing – http://itun.es/i6jV5Ns
LessonNote – http://itun.es/i6jV5NX 【手書きの授業記録を時系列に】
座席Folio<座席表ポートフォリオ> – http://itun.es/i6xF9Cb 【日常の記録補助簿アプリ】
iTunes U – http://itun.es/i6jS5R6 【大学の講義や講演を無料で受講】
Remote – http://itun.es/i6jk7q8 【WiFiで接続したPCのiTunesをリモートコントロール】
USB Disk for iPad – http://itun.es/i6jk73T 【iPadがUSBメモリに変身】
Clinometer HD – bubble level and slope finder – http://itun.es/i6jV5QJ 【水平器】
Qrafter – QRコード リーダー – http://itun.es/i6jS5Rp 【QRコード読み取り】
明るく大きく – http://itun.es/i6jS5rv 【画像を明るく大きく表示したい時に】
ピアノ HD – http://itun.es/i6Dr5GC 【シンプルなピアノアプリ】
FingerPiano Plus – http://itun.es/i6jY65n 【ピアノの練習も達人のように】
PDFミュージシャン Free – http://itun.es/i6jV5WJ 【PDF楽譜を読み取って奏でます】
i楽譜Style – http://itun.es/i6jY64d 【iPadをアクティブな楽譜に】
筆談パット – http://itun.es/i6jk3sK 【向かい合うあなたと文字でコミュニケート】
あそんでまなべる 九九 – http://itun.es/i6jY65T 【ゲーム感覚で九九クイズ】
常用漢字筆順辞典 FREE – http://itun.es/i6jY65j 【漢字の筆順を調べよう】
書き取り日本一周 FREE – http://itun.es/i6jV5W4 【都道府県の漢字書けるかな】
ソーシャル暗記カード みんドリ – http://itun.es/i6xg674 【フラッシュカードをみんなでシェア 】
【ネットのモラルやルールを学びなら伝統あるコンテンツを】
ネット社会の歩き方(小学生版) – http://itun.es/i6jk6Z9
ネット社会の歩き方(中学生版) – http://itun.es/i6jV5v9
ネット社会の歩き方(高校生版) – http://itun.es/i6jk6Zq
ネット社会の歩き方(先生・大人向け) – http://itun.es/i6jY6vM
めざせ!ケータイマスター – http://itun.es/i6xg67n
さわる大科学実験 – http://itun.es/i6jY64R 【あの番組の醍醐味を…さわりだけ】
NHK WORLD TV for iPad – http://itun.es/i6jY64M 【英語で世界に発信中】
NHK 時計 HD – http://itun.es/i6jS5tR 【今はもう映らない,その時計】
iPad用のWikipanionアプリ – http://itun.es/i6jV5CM 【Wlkipediaを調べるなら】
そら案内 for iOS – http://itun.es/i6jk7qn 【日本気象協会監修】
Ustream – http://itun.es/i6jY64m 【あなたの教室も生放送スタジオ】
○有料アプリ編
【iPadアプリの3定番】
Keynote – http://itun.es/i6jV54G (850円)【プレゼン作成アプリ】
Pages – http://itun.es/i6jk7ft (850円)【ワープロアプリ】
Numbers – http://itun.es/i6jk7fc (850円)【表計算アプリ】
Puffin Web Browser – http://itun.es/i6jV5Zq (250円)【Flashサイトを見るなら】
neu.Annotate+ PDF – http://itun.es/i6jV5nz (85円)【PDFファイルに書き込み倒せる】
7notes for iPad – http://itun.es/i6jV5ZH (800円)【手書き文章をテキストデータに変換できるノート】
QBプレゼン – http://itun.es/i6JM8pq (600円)【写真プレゼンを作成するなら】
ロイロノート – http://itun.es/i6JM9Rc (1500円)【カードで言葉も写真も動画も】
OmniGraffle – http://itun.es/i6jk7TS (4300円)【図形描画アプリの親方】
OmniOutliner – http://itun.es/i6jY6z8 (1700円)【箇条書きアプリの女王】
OmniGraphSketcher – http://itun.es/i6jY6zj (1300円)【グラフチャートのプリンス】
Jot! Whiteboard – http://itun.es/i6jk7Xf (450円)【無料版と組み合わせてホワイトボードを共有】
Jot! Whiteboard Free – http://itun.es/i6jY6vC (無料)【共有は見るだけならタダ】
Air Sketch – http://itun.es/i6jV2XJ (850円)【無料版は線画だけだが有料は画像も貼り付けられるHTML5を使ったホワイトボード】
Explain Everything – http://itun.es/i6jV5z8 (250円)【何でも貼り込め教材作成】
Adobe Photoshop Touch – http://itun.es/i6jY65X (850円)【写真編集界の重鎮】
iMovie – http://itun.es/i6jV54v (450円)【Apple純正ビデオ編集】
Pinnacle Studio – http://itun.es/i6DL6G9 (700円)【使えるビデオ編集】
PastVid – 過去を映すビデオ – http://itun.es/i6jk7Bm (170円)【体育の時間にこれ一本】
Video 2 Photo – ムービーから写真を抜き出す – http://itun.es/i6jS5tx (170円)【記録していた動画からワークシートに貼り付ける写真を撮り出す時に】
ストップモーションスタジオ – http://itun.es/i6jY7ff (85円)【コマ撮りアニメに最適】
iDraw – http://itun.es/i6jk7XL (800円)【ドローソフトの伯爵】
TouchDraw – http://itun.es/i6jV5zD (800円)【ドローソフトの男爵】
GarageBand – http://itun.es/i6jV54n (450円)【楽曲系アプリの基本】
Amazing Slow Downer – http://itun.es/i6jV5zG (1300円)【運動会のBGMやダンスの曲を好きなスピードに】
ふりがなブラウザ – http://itun.es/i6jY653 (500円)【低学年や外国人がWeb見る時に】
書き取り漢字練習 – http://itun.es/i6jY645 (350円)【学年別に出題される】
i地球儀(帝国書院) – http://itun.es/i6jV2HR (250円)【地図帳ならこのブランド】
そらがき<漢字筆順学習アプリケーション 小学校1〜6年>(文渓堂) – http://itunes.apple.com/jp/artist/bunkeido-co.-ltd./id545565481 【厳しすぎるかも?のこだわり判定エンジン】
もういちど読む山川世界史 – http://itun.es/i6jV2Fq (800円)【定番の素朴なアプリ化】
もういちど読む山川日本史 – http://itun.es/i6jS5tv (800円)【素朴なアプリ化した定番】
英単語ターゲット1900(旺文社) – http://itun.es/i6jY64v (600円)【受験生の友】
元素図鑑: The Elements in Japanese – http://itun.es/i6jY64Q (1200円)【世界がiPadとこのアプリに驚嘆した】
i文庫HD – http://itun.es/i6jk7HZ (800円)【古典を読むにも最適な電子書籍ビューア】
○辞書類
大辞林 – http://itun.es/i6jY65z (2500円)
デジタル大辞泉 – http://itun.es/i6jS5RQ (2000円)
ウィズダム英和・和英辞典 – http://itun.es/i6jY654 (2800円)
ジーニアス英和・和英辞典 – http://itun.es/i6jY65y (4800円)
ランダムハウス英和大辞典 – http://itun.es/i6jV5CS (6100円)
コウビルド英英辞典(米語版) – http://itun.es/i6jk7HK (1100円)
ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2012 – http://itun.es/i6jV5Cs (4800円)
○番外
文部科学省「学びのイノベーション事業」デジタル教科書 – http://itun.es/i6jk7xz
文部科学省「学びのイノベーション事業」デジタル教科書 中学社会科 – http://itun.es/i6x66Hb 【学習者用デジタル教科書の開発実験アプリ】
Khan Academy – http://itun.es/i6jk7gT 【反転授業はいずれ日本にも?】
TED – http://itun.es/i6jS5tq 【スーパープレゼンテーションを見放題】
TED Books – http://itun.es/i6jV2Hg 【インスピレーションを電子書籍として】
TEDiSUB – Enjoy TED videos with Subtitles! – http://itun.es/i6jk7gx (85円)【TEDを各国字幕付で見られる】
Edmodo – http://itun.es/i6jS5rD 【教育界のFacebook】
Facebook – http://itun.es/i6jS5rJ 【ご存知,世界的定番SNS】
Google+ – http://itun.es/i6jS5r6 【Google的SNS】
Twitter – http://itun.es/i6jY6zx 【巨大つぶやき通知プラットフォーム】
HootSuite for Twitter – http://itun.es/i6jY6zg 【ツイートの海原を乗り越える】
Google Drive – http://itun.es/i6jY6zB 【Dropboxほど著作権者の権利は明確ではないが…】
Google 翻訳 – http://itun.es/i6jS5rS 【世界の言葉同士を翻訳】
Nocs™ — Markdown, Dropbox, & Your Text – http://itun.es/i6jk7jr 【シンプルなテキストエディタ】
ATOK Pad – http://itun.es/i6jY6zL (1200円)【日本語入力変換の伝統芸】
GoodReader for iPad – http://itun.es/i6jV2fN (450円)【高機能なファイルビューア】
iAnnotate PDF – 注釈 – http://itun.es/i6jS5rr (850円)【PDFに注釈書き込み自在】
SuperShare – http://itun.es/i6jk7D3 (170円)【とことんファイル共有】
SHAREmeeting – http://itun.es/i6jk7Dx (450円:7/31まで85円)【Bluetoothで共有】
I am Synth – http://itun.es/i6jS5t2 (85円)【超シンプルなシンセサイザー】
iVOCALOID-VY1 – http://itun.es/i6jY64V (2400円)【この国の代表的な文化です】
Eye-Fi – http://itun.es/i6jV2X3 【対応メモリカードでデジカメからワイヤレス写真転送】
ZigZag Board – A Collaborative Whiteboard for Your iPad and the Web – http://itun.es/i6jV2Xg 【クラウドでホワイトボードのコラボレーション】
TeamViewer HD for Remote Control – http://itun.es/i6jk7J2 【PCを遠隔操作】
popplet lite – http://itun.es/i6jV2fK 【アイデアを付箋紙みたいに貼って整理】
歴史年表エディタ: Chronica – http://itun.es/i6jk765 【指先で年表づくり】
学研電子ブロック for iPad – http://itun.es/i6jV2xR 【昔懐かしいおもちゃのアプリ化】
学研電子ストア – http://itun.es/i6jk7h5 【教育関連書も多数電子書籍化】
○iPhone
UDing(ユーディング) – http://itun.es/i6jY6zN 【色覚配慮に便利なアプリ】
写真袋 -かんたん!写真交換- – http://itun.es/i6jY6z4 【撮影した写真を友達と手軽のラウド共有】
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学校段階によってニーズも違いますし,個々の先生方によって好みも違うため,ここに挙げたもの以外が良い場合もあると思います。同じような目的のアプリだけれど,機能の差や細かい操作の違いによってどちらも必要という場合もあります。
ご紹介したアプリ達は,あくまでも現時点での一提案です。気が付くともっと良いアプリが登場したり,見向きしなかったアプリがより良く変化していたり…。数ヶ月後にはリスとの顔ぶれも変わるかも知れません。
アプリ探しは,なかなか大変な作業ですが,今回のリストを参考に,ぜひご自身でいろいろ調べていただいたり,試していただければと思います。
20120710-11 上勝小学校・中学校訪問
徳島県上勝町という場所があります。山間部にあるのどかな町で,そこに小学校と中学校が1つずつあり,それぞれiPadを10台ほど導入しているのです。
徳島県の商工労働部の企業支援課では人材育成を目的として「デジタルコンテンツ出前講座実施事業」を行なっています。その実施校として上勝町の小学校と中学校も選ばれました。そして出前講師が私になったというお話。
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2学期から2つの学校に通って出前講座を行ない,デジタルコンテンツをつくることになっています。えっと…「ポスターや学級新聞の制作」とか「映像の撮影や編集、CMやポスターの制作」とか書いてありますね。いま初めて知りました ^_^;
本番は始まっていませんが,先生方への研修も合わせてやって欲しいという要望があったのでお邪魔してきたというわけです。
簡単にiPadについての基礎知識とアプリをデモンストレーションしてました。中学校では生徒たちとも顔合わせをして,面白いアプリを見せてみんなで盛り上がっていました。
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どちらの学校も初代iPadなので,デジカメの写真や動画をどのように取り込むのかという点がネックになるところ。カメラ接続キットは購入してもらわないといけないなぁといった感じです。
幸い中学校にはカメラ付iPad2が3台ほどあるので,それらも活用しながら作品のづくりをしていくことになりそうです。
また,地デジや電子黒板に映し出す方法としてApple TVをデモすると,やはり便利そうだという話になりました。
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そんなこんなで,電気屋のセールスマンみたいなことをして,とりあえずは片づけておきたい基礎的情報の提供は終了。
次回は夏休み過ぎてから,いよいよコンテンツづくりの本番です。
地域に貢献できるからと気軽に引き受けたものの,後期は職場の授業と出前講座といろいろ慌ただしい日々になりそうです。さて,体力が持ちますかどうか…。
20120704 学びのイノベーション事業 指導方法等の検討チーム会議
あちこちの実証校にお邪魔していろいろ伺っていたことが買われて、この度,文部科学省の検討チームに加わることになりました。
何事も一度は自分の目で確かめたいという性格もあって,文部科学省のお仕事を引き受ける経験をしてみることにした次第です。
そのお仕事の会議が7月4日にありました。
私が加わった検討チームは指導方法に関することを取りまとめるためのもの。将来的な指導方法について皆さんに周知するため,発信する情報を用意する仕事です。
急ピッチに進めなければならないとはいえ,始まったばかりでもあるので,委員の認識を調整共有する作業からスタートしました。
今回は何か決まったことがあるわけでもないので、書けることが何もありません。「始まりました」ということだけですね(基本的に検討チームは何も決めないので,これからも書けること何にもないんですけど…まあ,私の感想だけ)。
—
初めてご一緒する委員の先生もいるので,多少気は使いましたが,相変わらずの調子で皆さんの発言をぼーっと聞いて、引っかかるところはざっくばらんに質問したり、マイペースに関わり始めました。
会議の進め方は検討チームとは銘打たれてはいるものの,ある程度準備がなされた結果としての文書を一言一句潰していくように踏まえながら,合意を形成していくという感じの作業で,ある意味新鮮でした。
なんとなくこれまで観察してきて推測していたことが直接眼前で展開している感じで、そうすると「事件は会議室で起こってるんじゃない,現場で起こってるんだ」みたいなことをちゃんと理解して対処しないといけないなぁとあらためて思います。
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「どうせまた下手な事例集とかのパンフレットつくって終わりじゃねぇ〜の?!」
みたいなことを,以前の私なら意地悪に行方を想像して書いたりするわけですが、作業の当事者になっちゃった以上はこの言葉を自分自身に向けなきゃいけなくなったわけで、下手な事例集つくるんじゃねぇぞ自分!と思うわけなのですが、さて,どんなものを発信したら良いのか,納得するものを生み出す苦労が始まってます。
私一人でやっている仕事ではないので,下っ端は下っ端なりのコミットを挑みつつ、多様な見解の調整が最適解にたどり着くことを念じて関わっていくのみです。
ちなみに,今回の検討会議はイノベーションに相応しい試みがなされたりと結構面白いスタートとなりました。時代は少しずつ変わっています。早く次の時代の人たちが政策に近いの場でもっとたくさん活躍するよう身軽を保ちながら頑張りたいと思います。