20181019_Fri

岡山県の教員研修で講演を担当したあとは一路東京へ。

林野高校の最寄り駅である林野駅から作用駅へ向う姫新線は,廃線となった三江線と同じようなワンマン列車が走る。それにしてもローカル線のワンマン列車は,どうして通学する高校生たちの風景がこんなに似合うのか。

作用駅は「スーパーはくと」が停車する駅なので,姫路か新大阪に向ってから新幹線を乗り換え利用するつもりだった。

ところが作用駅で駅員さんから「ついさっき姫路駅で人身事故が発生し,新幹線が運転見合わせになった」という知らせを聞く。しかもスーパーはくとも遅延中だとか。もはや何を乗り継ぐべきなのか,誰も正確な情報をつかめず判断できない状況となってしまった。

この日の新幹線の大混乱はニュースでご承知のとおり。

少し遅れてやってきたスーパーはくとに乗ってしばらくして,車内アナウンスで新幹線の運転見合わせ情報が流れた。新幹線を利用したければ新大阪まで乗れという。

新大阪まで出れば新幹線が動いているかと思ったら,降り立った20時頃の新大阪駅は殺人的な行列でごった返していた。EX予約で予約をとった新幹線どころか,17時半頃発車予定の新幹線が停ったまま。2時間以上遅延が発生していた。

とにかく本日中は東京へ行きたい。

とりあえず東京行きが出発するホームに上がって待機することにした。しばらく様子見をしていると,目の前の「のぞみ」からぼちぼち運転再開をするという。人が込み合う列車入口に無理やり押し入って,自由席通路に紛れ込むことに成功。やがてのぞみが動き出した。

新横浜から品川・東京へ向うも,東京駅手前で新幹線が詰まっているとの情報。

品川で下車して在来線。11時過ぎには宿に着けた。ふぅ。

20181018_Thu

授業と出張移動。

大学祭やら何やらで授業日程の変更が続いたせいか,後期授業の受講生達に緊張感が失われ始めたか。すでに売店に届いた教科書をまだ購入していないのは想定済みとはいえ,個別のプロジェクト作業パートはモヤッとした雰囲気が強かった。

午後は出張移動のため荷物を取りに自宅へ戻り,急いで高速バス停へ。

発車間際のバスに乗り込み,この調子で列車を乗り換えて岡山県の林野駅まで行こうと思ったら,神戸線で異音発生の確認のため運転遅延や見合わせとなり,乗るつもりだったスーパーはくとで行けなくなってしまった。

普通列車を乗り継ぎ,ローカル線をたどって,予定の2時間遅れで到着。皆さんをお待たせしたにもかかわらず歓迎の食事会を開いていただき,あれこれ楽しくお話をした。

宿泊したのは岡山三名湯の一つ,湯郷温泉の宿だったのだが,遅く着いたわ,食っちゃ飲み食っちゃ飲みしたわで,温泉には入れず仕舞い。今度またプライベートで来ることにしよう。

20181017_Wed

引越というのは大変。

職場の敷地内で研究室を引っ越したのは3年半ほど前のこと。資料になりそうなものを貯め込む癖が災いして,研究室荷物の梱包作業は過酷なものだった。

数千冊もの蔵書は,大学学部生時代から気の向くままに買い込んできたものが積み重なったもの。研究図書費や科研費で書籍を大人買いしてる人からは馬鹿に見えるかも知れないが,本は身銭を切って買えというどこから降ってきたのか分からない指南に従ったままきてしまった。

今回の引越は自宅。研究室に比べると大して荷物があるわけではないが,10年も住み続ければそれなりに。日頃の整理整頓をほったらかしていたので,そちらの方が大変だった。

そんなわけで引越貧乏中。

20181016_Tue

授業と会議の日。

画像ファイルに関して学んだ後,画像編集ソフトを使った実習を行なう。といってもまずは画質調整といったところから。ライティングとカラー調整機能を体験してもらう。

普段はスマートフォンやアプリ任せで調整される画質だが,あえて手動で調整することで仕組みや画質変化の効用といったものを理解するのが目標である。

実習用のサンプル画像は,何年も前の古いモデルのスマートフォンで撮影したもの。画質暗めや逆光になったものを利用する。最近のモデルを使うと失敗作品を作りにくいということもあって、その辺が痛し痒し。

20181015_Mon

頭痛から脱出するためじっとする。

今週末は出張なので,そのための準備をしたいが,頭痛のため考える作業ははかどらない。その代わり,新しいツールを使い始めることにした。

マークダウン記法というものがあって,文字列記号を使ってテキストを装飾することができる。たとえば見出しになる文の文頭に「#」記号をつけたり,箇条書きの最初に「-」を挿入するといったルールで情報をテキスト情報を整形していくわけだ。

ワープロソフトなどで,箇条書き設定やら太文字設定やらをわざわざ操作して見た目の装飾を施すのと違い,マークダウン記法だと決まった文字列記号をそのまま打ち込めばいいので,入力時の煩わしさが少ないというのがメリット。ただし,編集中は記号を添えたテキスト状態なので,見た目がレイアウトされておらず,慣れない人には有り難みがなかなか感じられない方法でもある。

その代わり,編集はプレーンなテキストデータを扱うだけなので,好きなエディタソフトやアプリで入力・編集ができる。その汎用性の高さを好む人も一定程度いるというわけである。

そのマークダウン記法で入力されたテキストをスライド形式にレイアウトしてくれるというソフトがある。「Marp」(Markdown Presentation Writer)はその一つ。

個人的にはKeynoteとかGoogle Slideとか,シンプルなソフトを使ってスライド作成する機会は多かったけれども,頭痛の中での作業だと,見た目のことを考えずに淡々と内容を入力するくらいしかできない。今まさにそんなシチュエーションだったので,このMarpとか,Mac用だと「Deckset」といったアプリを利用する絶好の機会がやってきたわけである。

…とツールを品定めして終わった。