[FS京都] 20130215 京都市立桃陽総合支援学校公開授業

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 フューチャースクール推進事業における2つの特別支援の実証校は富山県と京都府にあります。今回は、京都市立桃陽総合支援学校の公開授業に参加してきました。
 桃陽総合支援学校には、本校と5つの分教室で成り立つ支援学校です。従来までは、距離的な問題から、この6つの拠点が一つの学校として動く機会はほとんどなかったそうです。そうした環境条件にICT機器とネットワークがもたらされました。
 この6つの拠点をネットワークで結ぶことで、共に学習し、学校生活を共有する機会をもつことができるようになったといいます。異なる場所にいる先生と児童生徒達が映像や文字などで活動を共にする。もちろん全ての時間がそうなるわけではありませんが、これまで限りなくゼロだったことを考えれば、ようやくこの学校の6つの拠点に一つの学校として共同意識が芽生えたことは素晴らしい変化ではないかと思います。
 こうしたICT機器環境を病院内の分教室に構築することだけでも大きな障壁が待ちかまえていそうですが、京都市や教育委員会の強力なバックアップと病院側の理解、そして環境構築にかかわる業者の丁寧な仕事によって、分教室にも無線LAN環境を構築できたのは注目すべきことです。
 さらに、遠隔の授業や活動のためのシステム開発にも果敢に挑戦されており、その成果が期待されています。
 今後は、そのような環境における指導のあり方や学習のあり方などについて研究が一層進むことが期待されています。

20130211 恩師と再会

 新潟の催事から東京に戻り,徳島への夜行バス出発までの時間に,名古屋の大学院時代の恩師と会う約束をしていました。
 「育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容と評価の在り方に関する検討会」という大変長い名前の会が文部科学省に設置されたのですが、それをよく知る恩師に様子を教えていただくためでした。
 お話しいただいた内容も大変興味深かったのですが、それよりも、時を経てもコーヒーを片手にざっくばらんな会話が恩師と出来ることが嬉しく思えました。
 相変わらず師匠孝行の足りない弟子ですが、遅咲きでも頑張らないと再度誓い直した恩師との再会でした。

20130210 Edu×Digi Festa Niigata 2013登壇

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 日本デジタル教科書学会・新潟支部主催「Edu×Digi Festa Niigata 2013〜新潟からデジタル教科書を語ろう〜」のシンポジウムに登壇しました。
 大変盛りだくさんな催事で,シンポジウムも2本建て。私は後半「<デジタル教科書の可能性>」というテーマのシンポジウムに登壇し,フューチャースクール推進事業に関する紹介とデジタル教科書という言葉に関して投げ掛けをしました。
 相変わらずのことですが,全国のフューチャースクールの紹介を10分程度で紹介し切ることはできませんので,ただでさえジェットコースターの発表をするのが私のスタイルなのですが,さらに早回しで紹介し,デジタル教科書という用語について触れていたので,すっかり時間オーバー。
 それでも「〈デジタル教科書〉という用語を解体しなければならない」というメッセージに焦点を当てたので,まだシンプルな方です。
 何においてもそうですが,〈デジタル教科書〉に関する議論において大事なのは議論の「対象」と「目的」をハッキリさせることです。
 
 そのことを曖昧にしたままであれこれ論じても,知見を広げることはできるかも知れませんが,ロクな結論には結びつきません。そのことを指摘した次第です。

 好き勝手にやらせていただきましたが,概ね好評だったようです。懇親会や二次会も賑やかで楽しく過ごしました。

 
新潟日報記事
「デジタル教科書、広がる学び 新潟でシンポ・教育関係者ら、実践例を紹介」
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20130211026258.html

20130208 東京出張

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 MetaMoJi本社を訪問しました。
 先日ご来研いただいたご縁で東京オフィスにご招待いただいたのでした。
 Note Anytimeのお話はもちろん,もっと大きな世界観(コンセプト)なども聞くことができました。学校教育に関しても会社経営者としての経験からお考えになっていることがあり,いろいろ共感できることも多かったです。
 浮川社長と専務は,漢字変換を一般向けに実用化して普及させた歴史的人物ですが,そのご本人から「変換」さえ捨てたかったという言葉を聞いて,日本語入力を技能として教えようとする情報教育の在り方をもう少し違う視点から考え直さなければならないのかなとも感じました。
 2時間あまり,たっぷりお話をいただいて,とても勉強になりました。私も少しお土産話をできたようなできなかったような…。
 そこは開発現場なので,新しいことが次から次へと生み出される最前線。見たこともないものが何気に目の前で展開するので,度肝を抜かれました。
 「見たことないアイコンがあるんですが…」
 「ああ,これは開発中の…」
 みたいな調子です。MetaMoJi社は単なるアプリ開発会社じゃないことを思い出しました。最新技術が生まれるところ。要注目です。

[FS徳島] 20130206 第4回地域協議会

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 総務省・フューチャースクール推進事業は2010年度から小学校で,2011年度から中学校と特別支援学校で3年間の事業としてスタートしました。
 そして3年が経過しようとしています。
 本日(2/6)徳島の実証校である東みよし町立足代小学校で第4回地域協議会がありました。事業に関連した催事としては最後であり「フューチャースクール実証校」としての役割を終える儀式でもありました。

 ありとあらゆる関係者が大挙して挨拶回りに訪れ慌ただしかった事業開始時に比べると,四国総合通信局と総務省と担当事業者が出席する地域協議会は静かに穏やかに進み,その落差に複雑な気持ちも生まれます。
 もっとも終わりが賑やかであればいいということでもないし,当初から事業目的は,実証実践をもとに環境整備に関するガイドラインを作成することだったのですから,目的を達成すればその他は速やかに撤退するのも当然のこと。
 むしろ,子ども達や学校教育への配慮として縮小環境を残せるようにしたことは,総務省事業としては格別の配慮だったのかも知れません。もちろん予算なんかありませんから,どこかで泣いている人がいるわけですけれども。

 正式には年度末まで事業は続いているわけですが,これで私の役目も終わります。国の事業に関わって,いろいろな経験をし学びました。とにもかくにもたくさんの方々にお世話になりましたこと,感謝いたします。