りんラボも研究室の整理が中途半端なまま年末年始休みに入りました。
個人的には毎年帰省をしますので、これも実家で書いている次第です。
2013年もあちらこちらに顔を出してお邪魔し,皆様のお世話になりました。
—
今年も慌ただしく,フューチャースクール/学びのイノベーション関係を追いかけ,教育と情報の交錯する界隈を眺め続けて日々が暮れました。
振り返ると,この3年ほどで私自身の研究が,教師支援を目指した教育工学ではなく「教育情報化論」へと向かっていったことは明らかです。いまは,教育情報化年表の取り組みに代表される教育史的研究と教育情報化政策に関わる教育行政的研究の準備をひたすらしているという状態です。
—
もともとカリキュラム研究が研究者としての出発点で,情報時代のカリキュラムとは何かが関心事でした。それが情報教育や教育工学の世界に近づく契機で,その後,教師支援のための教育工学について研究修業することになり,しばらく教育工学研究の分野に身を寄せてきたわけです。
・カリキュラム(履歴,経験)
・教師支援(ICT活用)
・教育の情報化(歴史,行政)
・情報教育(授業づくり)
こうしたピースを合成すると,「教育情報化論」あるいは「情報教育学」という研究が一番しっくり来るように思います。
来年は年表のための取り組みに力を入れつつ,こうした基礎資料をもとに教育情報化論を展開できるようにしたいと思う次第です。