フューチャースクール推進事業と学びのイノベーション事業の第2回地域協議会が開催されました。当日は外国語活動の研修会も同時開催されました。
当日は,総務省として四国総合通信局の担当者と,文部科学省として本省の担当者の方が徳島にお越しになり,2つの省が揃った初めての協議会でした。
協議会に先立ち,5年生と6年生の外国語活動の授業が,電子黒板とデジタル教材を活用して行なわれました。先生たちも子どもたちも多少緊張気味。外国語活動は授業の雰囲気やテンションも大事なので,その辺で研究授業でやるには四苦八苦が伴いがちです。
それでも,先生方は準備や練習の成果を発揮して頑張られていましたし,子どもたちも途中からなんとかペースを掴み直してきたようでした。
タブレットPCやデジタル教科書も授業の中の個別学習や協働学習の場面で活用されるなど,使い分けを配慮しながら取り入れられていました。
もちろん,まだまだノウハウを蓄積しなければならなかったり,端末や教材側の改善改良が不可欠ですが,事業の主旨に則って,いろいろ試みがなされているところです。
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今回のように,文部科学省の担当の方が直接現場にお越しになるのは,事業の説明のためとはいえ,大変珍しいことです。
いろいろと実証校に負担をかけている事について気にしているようで,まずは直接学校現場に足を運んで挨拶と説明をしなければならないだろうと考えて,全国の実証校を回っているのだそうです。
担当者の方と直接お話をして,考えていることなど共有できたことはよかったと思います。今後の課題についても,大きく異論があるわけではなさそうです。
とはいえ,事業自体は多くの関係者が連携して動く必要があるため,考えていることが即座にそのまま実現することは難しい側面があります。また,事業に対する批判者が少なからず居るとも聞きます。そうした人々の声で,現実は,思わぬ方向に動いてしまうこともあるかも知れません。
とはいえ,少しでもこの事業が教育を前進させる契機になるよう進められればと,意見交換をしながら思いを強くしました。