[FS徳島] 20120106 校内研修会

 年が明けて,担当している足代小学校の校内研修会に出席しました。公開授業も2月に近づいていますので,それに向けてエンジン再始動というわけです。
 今回は他校の様子をご紹介するというお題をいただきましたので,私が昨年度と今年度で訪れた他の実証校(広島,大阪,愛知,北海道)の様子をご報告した次第です。
 ちなみに,今月来月は申し込みが認められれば,長野,佐賀,広島,東京へ出かけてみようと考えています。あと,石川と山形にお邪魔すれば,小学校は全校制覇かな。冬の賞与は出張費として消えていきます。ははは… ^_^;

 校内研修会でお話ししたのは,他校を参観しての大ざっぱな報告や感想で,あれが良いこれが悪いといったことではありません。
 ただ,他校の様子を一つの反射鏡として自分たちの取り組みを考えてみることが大きな目的でした。
 お話を伺っていると,事業の初めに掲げられていた「協働教育」というキーワードは,思いの外,先生たちに大きなハテナマークを生んだまま放さないでいたようでした。
 また,徳島実証校は学校規模が120名と小さいため,あらためてICTを活用した協働学習の場面を生み出す動機が弱くなりがちであるという点も悩ませているようです。
 少人数であれば,もとより普段の学習から協働的であって,あえてICT機器を活用した協働の場面を生成するメリットを天秤にかけてみると,大変微妙なことも少なくないのです。
 公開授業の参観者は,1台のタブレットPCに数人が寄り集まって活発にコミュニケートしている児童の様子を暗黙に期待しているのかも知れませんが,それに近づけることが学校によっては変な遠回りになるかもしれない。そういうこともあり得るのでしょう。

 いろいろ考えなくてはならないことがありますが,今回は公開授業当日に至る過程も含めて取り組みを捉えることで,徳島実証校なりの実践をつくっていくことになりそうです。
 新しいアイデアも盛り込んでみたりしているようですので,遠方から来ていただいても十分興味を持って見ていただけるのではないかと思います。
 徳島実証校の足代小学校の公開授業日は2月17日です。