2017秋に向けて新しいカメラが続々登場しています。
着実に性能が向上して,普段遣いをするのに満足できるものになってきました。いろいろ解説をしたいのですが、とりあえずはどんな商品があるのか,簡単なスペックを一覧してみます。
なお,注目株は「Insta360 One」です。単体利用でカメラの向きを気にしなくてもよい6軸ジャイロによる強力な撮影性能と、まっすぐ繋がっている自撮り棒を消したような撮影が可能です。このお陰で,まるでドローンを間近に飛ばしているかのような撮影ができます(ネットではカメラを振り回してスローモーション撮影するバレットタイムという撮り方が話題になっていますが…)。
リコー社の「THETA V」も,THETAシリーズの真打ち登場といったところ。目的に応じて有力な選択肢です。
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単体使用可/要充電/iPhone専用/Lightning端子で接続と転送可/マイクロSD
レンズ:F2.0
写真・動画解像度:3040 x 1520
重量:約70g
参考価格:23,999円
単体利用不可(カメラモジュールのみ)/充電不要/AndroidとPC,Mac/Micro-USB版とUSB-C版
レンズ:F2.4
写真解像度:3008 x 1504 (3K)
動画解像度:2560 x 1280 (30fps)
重量:26.5g
参考価格:19,999円
単体利用可/要充電/iPhone(Lightning)用とAndroid(Micro-USB)用有り/端子接続転送可/BLE4.0/マイクロSD/6軸ジャイロセンサー
レンズ:F2.2
写真解像度:6912 x 3456
動画解像度:3840 x 1920 (30fps), 2560 x 1280 (60fps), 2048 x 512 (120fps)
重量:82g
参考価格:42,999円
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【THETA S】
単体利用可/要充電/WiFi接続/Micro-USB接続/HDMI-Micro端子/マイク端子
レンズ:F2.0
写真解像度:5376 x 2688, 2048 x 1024
動画解像度:1920 x 1080 (30fps / 16Mbps), 1280 x 720 (15fps / 6Mbps)
重量:約125g
参考価格:42,800円
【THETA V】
単体利用可/要充電/WiFi接続/Bluetooth接続/Micro-USB接続/マイク端子/ジャイロセンサー
レンズ:F2.0
写真解像度:5376 x 2688
動画解像度:3840 x 1920 (29.97fps / 56, 32Mbps), 1920 x 960 (29.97fps / 16, 8Mbps)
重量:約121g
参考価格:56,700円
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単体使用不可(カメラモジュールのみ)/iOS(Lightning)用とAndroid(Micro-USB版とUSB-C版)用有り
レンズ:F1.8
写真解像度:3840 x 1920
動画解像度:1920 x 960 (30fps)
重量:70g
参考価格:29,800円
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単体利用可/WiFi接続/Bluetooth4.1接続/USB-C接続/マイクロSD/ジャイロセンサー・加速度センサー
レンズ:F2.2
写真解像度:5472 x 2736
動画解像度:4096 x 2048 (24fps), 2560 x 1280 (30fps)
重量:約130g
参考価格:29,880円
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以上が個人にも入手しやすい製品でしょうか。
参考までに,8Kレベルのプロ用カメラもご紹介しておきましょう。価格は個人にとって目の飛び出る代物ですが,おそらくこの水準の撮影成果ができて初めて満足できるレベルかも知れません。 360度撮影カメラの進化はまだまだこれからです。
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単体利用可能/HDMI/Ethernet/USB-C/WiFi接続/マイクロSD/魚眼レンズ6枚
レンズ:F2.4
写真解像度:最大7680 x 3840 (8K)
動画解像度:7680 x 3840 (30fps/ポストプロセス), 3840 x 1920 (30fps/リアルタイム)
重量:1228g
参考価格:450,000円
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