〈デジタル教科書〉に関して学術研究と教育実践を取り結ぶための場として「日本デジタル教科書学会」が設立されたようです。
これまでの学術研究団体の系譜から派生したものではなく、〈デジタル教科書〉の可能性に期待を寄せる学校現場の先生方や研究者有志の方々によって構想され発足したものであることが特徴的です。
ネットによるソーシャルな活動が勢いづいたこの時代ならではの学会の誕生に、まずはお祝いの言葉を贈りたいと思います。おめでとうございます。
垣根を越えたところで研究活動を推進していくとの理念通り、広く会員を募集しているようですので、関心のある方はWebサイト(http://js-dt.jp/)をご覧になってはいかがでしょうか。
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「物好きなお前のことだから、この学会に一枚噛んでいるんじゃないの?」と思われた皆様もいるかも知れませんが、私はもちろんノータッチ。
そもそも〈デジタル教科書〉という語に対して懐疑的かつ慎重な態度をとっている私がその名を冠した学会の設立に参加しているわけもなく、暗躍していたんじゃないの?という推量は見当違い。
そんなわけで、祝辞を言ったそばから宣戦布告するのも無茶苦茶ですが、〈デジタル教科書〉という用語を解体していく姿勢で臨みますので覚悟しておいていただきたいと思います。^_^