20120704 学びのイノベーション事業 指導方法等の検討チーム会議

 あちこちの実証校にお邪魔していろいろ伺っていたことが買われて、この度,文部科学省の検討チームに加わることになりました。
 何事も一度は自分の目で確かめたいという性格もあって,文部科学省のお仕事を引き受ける経験をしてみることにした次第です。
 そのお仕事の会議が7月4日にありました。
 私が加わった検討チームは指導方法に関することを取りまとめるためのもの。将来的な指導方法について皆さんに周知するため,発信する情報を用意する仕事です。
 急ピッチに進めなければならないとはいえ,始まったばかりでもあるので,委員の認識を調整共有する作業からスタートしました。
 今回は何か決まったことがあるわけでもないので、書けることが何もありません。「始まりました」ということだけですね(基本的に検討チームは何も決めないので,これからも書けること何にもないんですけど…まあ,私の感想だけ)。

 初めてご一緒する委員の先生もいるので,多少気は使いましたが,相変わらずの調子で皆さんの発言をぼーっと聞いて、引っかかるところはざっくばらんに質問したり、マイペースに関わり始めました。
 会議の進め方は検討チームとは銘打たれてはいるものの,ある程度準備がなされた結果としての文書を一言一句潰していくように踏まえながら,合意を形成していくという感じの作業で,ある意味新鮮でした。
 なんとなくこれまで観察してきて推測していたことが直接眼前で展開している感じで、そうすると「事件は会議室で起こってるんじゃない,現場で起こってるんだ」みたいなことをちゃんと理解して対処しないといけないなぁとあらためて思います。

 「どうせまた下手な事例集とかのパンフレットつくって終わりじゃねぇ〜の?!」
 みたいなことを,以前の私なら意地悪に行方を想像して書いたりするわけですが、作業の当事者になっちゃった以上はこの言葉を自分自身に向けなきゃいけなくなったわけで、下手な事例集つくるんじゃねぇぞ自分!と思うわけなのですが、さて,どんなものを発信したら良いのか,納得するものを生み出す苦労が始まってます。
 私一人でやっている仕事ではないので,下っ端は下っ端なりのコミットを挑みつつ、多様な見解の調整が最適解にたどり着くことを念じて関わっていくのみです。
 ちなみに,今回の検討会議はイノベーションに相応しい試みがなされたりと結構面白いスタートとなりました。時代は少しずつ変わっています。早く次の時代の人たちが政策に近いの場でもっとたくさん活躍するよう身軽を保ちながら頑張りたいと思います。