真夜中の教育ICT談義

ときどき触れることもあるが、おおっぴらに告知はしてこなかった。

月に一回、教育とICT界隈の四方山話を、スナックのカウンター席での談義に見立てて、動画配信する活動をしている。私は常連客を演じている。

要するに、ビデオ会議アプリを使って雑談している様子を、YouTubeにそのまま流して見てもらっているだけである。そこにFacebookを組み合わせて、視聴者同士がああでもないこうでもないとやり取りする場も設けている。ビデオ会議がカウンター席、Facebookがボックス席で一つのスナック店という洒落である。

その店を「スナック・ネル(SnackNEL」と命名し、真夜中22時から営業を始めて、この度5年目に突入した。

過去の様子はすべてアーカイブに残っている。様々なゲストの方に参加していただきながら、他ではなかなか聞けない話、本当のところの話を寝掘り菜掘り聞いては、考えを交わらせようと悪戦苦闘、七転八倒、支離滅裂、荒唐無稽にしゃべり続けた記録である。

マンネリ化することは、始めた当初から想定済み。そういう停滞感や倦怠感を退けて、ひたすらに議論の場を継続することが大事ではないかという、その一点だけを参加者の共通理解として、真夜中の教育ICT談義が続いてきた。

5年目を迎え、私たちの語らいの場は、営業日が不規則ながらも、月一回のペースで続く予定である。今後もEdTech周辺の方々やら、教育分野の方々をゲストとしてカウンター席に迎えつつ、この界隈を考え続けたい。常連客として、皆様のご来店をお待ちしている。

この店のマスターは、さらに新しい取り組みも考えているようなので、それはそれで楽しみである。