秋分の日の振替休日。
自宅の片付けをして職場に向う。オープンキャンパスの片付けや資料の整理,授業の準備をぼんやり考えているとあっという間に時間が過ぎる。
ニュースサイトで取り上げられていた『史上最悪の英語政策』(ひつじ書房)を開いて眺めていた。
これと同じ調子で情報教育政策を取り上げたら,どうなるか考えていた。
英語教育界はこういう言説や議論を積み重ねてきたから,批判に対する免疫ができていて,ある程度受容できるのだろうけれど,情報教育界でこれやったら批判した側が白い目で見られるのだろうなと想像したりする。
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NHKが「平成ネット史」(仮)という番組を製作するようだ。
情報収集のためのアンケートを実施しているのだけど,「次のキーワードの中から、あなたが特に思い入れのあるものを選んでください」という質問の選択肢が,
ニフティサーブ
PC-VAN
アスキーネット
BBS
チャットルーム
まぐまぐ
ホムペ制作
テキストサイト
あめぞう
2ちゃんねる
GIF
Flash
ポストペット
Ustream
ブログ
アメーバピグ
ポケベル
PHS
ガラケー
iモード
モバゲータウン
GREE
魔法のiランド
前略プロフィール
mixi
ニコニコ動画
初音ミク
pixiv
YouTube
Twitter
Facebook
Instagram
MixChannel
TikTok
といった調子。限られた個数を選ぶ条件のもと,何をピックアップするかは難しいところで,確かにこの選択肢は要所要所を含めてはいるけれど,なんだか,東京のネット有名人たちが思い出話をするのに都合がよいチョイスと言えなくもない。
番組に登場しそうな人たちも想像がつくし,そういう人たちが話すことも想像がつく。番組自体は楽しみではあるけれど,有名人たちの内輪話の再生産というなら,あんまり面白くないかなと思う。