20181116_Fri

来客対応と授業と対策講座。

午前は来客対応。学生指導の難しさを痛感しながら。

午後は研究室で,卒業研究指導と金曜日なので専門ゼミナールを。やはり学生指導の難しさを痛感しながら。

専門ゼミで文献講読。

しかし,発表担当だった学生が準備不足を理由に発表できないと直前に連絡。

2週間以上前から予定は共有していたので,発表当日までの期間には十分余裕があったはずだった。とはいえ,発表準備する余裕がなかったのだと言われれば,何かしらの理由でそういう事態も起こりえるかも知れない。百歩譲って「代わりに何をするのか考えておいてください」と返した。

いざゼミが始まり,本日の発表担当学生に進行を振った。

学生は,とある動画をみんなで観て話し合いたいと切り出した。何かしら日頃の問題意識をもとに議論したいらしい。まずは動画を観てみることになった。

男性が独り語りする30〜40分くらいの動画だった。語りのテンションが高く,観るだけで疲れた。

しばらく発表担当学生の問いに寄り添いながらゼミ生同士で意見を披露し合った。それが一巡した後,他の人の意見を受けて質問者本人がどう思ったのかを聞いてみても,あまりはっきりとした受け答えになっていなかった。動画の独り語りに感化されたような意見は述べるのだけれども,異なる意見が対峙するとすぐに立ち止まってしまった。

「動画を観た感想が聞きたい」となった。最初の質問なら発せられても違和感はないが,困った末に逃げ込んだ質問がこれではいただけない。

結局,本来やるべき発表準備をしなかったことで,それを無理やり埋め合わせようとしても無理が生ずるし,全体の進度が遅れて他人に迷惑をかけることになるのだ。もちろん,埋め合わせが上手くいくこともあるだろうから,そうなれば怪我の功名として喜んでも良かったとは思う。でも今回は駄目だった。

発表準備をしなかったことを叱った。あとは,本人がやるかやらないかを選び直すだけ。

・正しいことが出来るように気づき考えて欲しい

・人に寄り添って欲しい

・異なること,特に反対のことについても考えて欲しい

この場合,自分が正しいと思うことをやっていたとしても,人に寄り添えていなかったし,自分とは異なる考えについて気を配ることが出来ていなかった。

今回上手くいかなかったとしても,次回上手くいくように立て直せばいいと思う。