20130323 BEATセミナーFINAL

 東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座(Benesse department of Educational Advanced Technology:BEAT)は、新しいテクノロジーがもたらす学習環境について知見を生み出す場として2004年にスタートしました。

 この9年間は第一期「モバイル学習」第二期「学習履歴情報の活用」第三期「ソーシャルな学習環境」といったプロジェクトが展開し、様々な研究成果が発信されました。

 発信活動の一環として一般から参加者を募ったセミナーも開催され、これらはWebサイト上で記録を読むこともできます。ここ数年はUstream中継も行なわれていました。

 そしていよいよBEATが9年間の活動に区切りをつけることとなり、3月23日に最後のセミナーが開催されました。

 私自身がBEATセミナーに参加し始めたのは2005年からでした。

 まだ前職で慌ただしい日々を過ごしていた時のこと、東京大学で開催されたLearning Barという(当時は)小さな勉強会を知り、参加し始めたことをきっかけにBEATセミナーにも参加するようになりました。

 語り始めれば長くなりますが、それがきっかけで上京し、東京大学大学院に御厄介になったわけで、つまり人生の転機をもたらした催事でした。

 そのセミナーが最終回だというので、直接参加しないわけにはいきませんでした。

 今回のテーマは、MOOCs。

 世界で起こっている高等教育の変革です。

 内容については、また改めて書きたいと思います。

 とにかく、この変化はを踏まえて、この世界で生きることの意味や教育の行く先を考えなくてはならないと思います。

 BEATはそのために必要な知見を様々生み出したのでした。

 そのような文脈とはまったく関係はありませんが、私にとって思い出深い場が終わりを迎えるというのは、少し寂しいものでした。