年末年始は帰省して過ごした。
例年通りである部分と,年を重ねる毎に変わりゆく部分と。そうして年末年始を過ごしてみて思うに,たぶん2019年は能動的に何かを変えていく時機かも知れないと感ずる。そうでなくとも元号変わりの慌ただしい年だ。
NHK-Eテレが「平成ネット史(仮)」を放送していた。
タイトルに(仮)が付いているのは,制作者側も広範にわたる歴史を2夜連続の枠ですべて収められないことを了解しているがゆえ。それを念頭にひとまず歴史を切り取るならば,たぶんそうなるだろうなという内容になっていて,どうしても東京に出入りしていたネットプロパー勢から見た思い出アルバム的にはなっていた。それでも,バランス感覚のよい構成だったので,番組自体は面白く視聴できたと思う。
そもそもパソコン通信ネットワーク時代はホスト局やボードやSIG毎の島宇宙になりやすかったし,インターネット時代も繋がっているとはいえ掲示板やサイト毎に島宇宙化していたので,取り上げられていたトピックスに対する距離感は個々人で違ってきてしまう。たとえば,番組で取り上げられていたテキストサイト全盛期に有名だったとされる「侍魂」というサイトも,私個人は忙しかった時期にも重なり当時は知らずに過ごした。
平成時代に増大したネットワーク上の世界をどのようなパスを描いて渡り歩いてきたのか,それ次第で個々人の平成ネット史は変わってくるわけだ。
教育と情報の歴史研究にとっても,平成という区分は重みがある。
それで実は,平成が終わる4月30日までの間,個々人が教育と情報の歴史(自分の平成ネット史でもかまわないが)を個々人のブログ上で語るエントリー記事を書いてもらい登録するアドベントカレンダーのようなもの作成したいと考えている。
アドベントカレンダーはもともとクリスマスをカウントダウンするための12月カレンダーだが,4月30日までをカウントダウンするカレンダーでやりたいわけだ。一日ごとに登録してもらったエントリーへのリンクが公開されて各参加者の記事が読めるという一種のリレー連載記事だ。
といっても,アイデアがあるだけで,それを実現するシステムが見つけられていない。
もしも良い実現手段があればTwitterアカウントまで教えて欲しい。
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年末修理に出したMacBook Proは,早速修理を完了して昨年内には徳島の自宅に届けられていたようだが,帰省から戻っての受け取り。28日受付の30日出荷だから迅速。バッテリー膨張が確認されて,必要部分の交換となった。データなどはそのままなので,何事もなかったかのように使用再開となった。