授業最終週。
研究会の発表論集に投稿する原稿の締め切りが迫っていたので、頭の中はずっとそのことばかり考えていた。材料となる点は集められても、それを線でつなぐとなるとそう簡単な話ではない。
本来は10集めて考えて、上澄みの2を書くのが理想だが、今回は2集めて考えて2でまとめる綱渡り。思考の余剰がないので、今のところ広がりを持ち得ていない。
書いていたのは、論理的思考力から考えるプログラミング教育という、わりとベタなお話である。先行知見がプログラミング的思考とは何ぞやと、さまざまな角度から分析しているのに対して、プログラミング的思考を何とするやと、考えることを提案したものである。
今回の原稿では「プログラミング的思考」が登場するまでの経緯を記録としてまとめる目的もあった。この部分が難産だったが、「プログラミング的思考」を論ずるなら最低限これぐらいは押さえてから肯定否定して欲しい、というところをまとめておいた。
見直しの余裕は足りなかったが、滑り込みセーフで提出をした。3月の研究会で発表する予定で、今度はあまりしゃべらずに済ませて、参加者と議論する場にしたいと考えている。