小学校の公開授業研究会に参加。
東みよし町立足代小学校は,2010〜2014年度に総務省フューチャースクール推進事業(裏事業として文部科学省の学びのイノベーション事業)の実証校を引き受け,私とはその時の担当研究者だったご縁。それが終わってからはしばらくご無沙汰だった。
平成30年度は,徳島県教育委員会の「第4次産業革命時代に活躍するためのプログラミング教育事業」で指定を受けたようで,小学校でのプログラミング体験をどのように取り組むかを先駆的に試みている。
指定を受けた3つの小学校は,それぞれ取り組む分類を違えており,足代小学校は「C分類 教育課程内で各教科等とは別に実施するもの」に相当する活動を担当したとのこと。当日の公開授業では「アリロロボットの利用」(2年生),「Scratchの利用」(4年生),「micro:bitの利用」(5年生)の様子を見ることができた。(先のホームページを参照のこと)
授業研究会では,ワールドカフェ方式を取り入れたグループディスカッションが行なわれた。「公開授業の感想を共有し,これからのプログラミング教育のあり方について」がテーマ。テーブル全面に貼られた模造紙の上に思い思いの感想や質疑を書き込み,その後,全体でテーブルを回りながら共有をした。
グループディスカッションの最後に,もとのグループで次のパネルディスカッションに向けたコメントや質問をミニホワイトボードに書いて一区切り。
次のパネルディスカッションのコーディネートを依頼されたというのが私のお仕事である。
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パネルディスカッションのテーマは「プログラミング教育の現状と,これからのプログラミング教育」。
登壇者は,県立総合教育センターの先生,鳴門教育大学の先生,足代小学校で授業を公開してくれた先生,そしてコーディネーターの私。
進行案通りに,私のイントロダクションから始めるため事前にスライドを用意していた。
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プログラミング教育の現状とこれからのプログラミング教育
http://www.edufolder.jp/slides/ashiro20190213/
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ところが,スライドにあれもこれもと盛り込んでしまい,長過ぎて結局イントロダクションには使えなくなってしまった。仕方ないので,流し見で雰囲気だけ感じてもらって,スライドの説明は捨てることに。
スライドはプログラミング教育の歴史をまとめたような振りをしているけれども,まだ素材の断片を収集している段階のため,ほぼ未完成と考えてもらっていい。すでに足りない部分を教えてもらって更新もしている。
当日は,グループディスカッションから引き継いだ声も意識しながら,登壇者の発表を聴き,少しでもディスカッションに繋げようと積極介入した。面白かったような面白くなかったような。少なくとも苦情はきていないので,お役目は勤められたのだろうと思う。