今年も学習ソフトウェア情報研究センター(学情研)主催の「学習デジタル教材コンクール」がありました。応募した皆様ありがとうございました。受賞した皆様おめでとうございました。
本年度も審査業務に関わらせていただき、皆様の応募作品について、厳正な審査はもちろんのこと、作品に添えていただいた開発意図や実践事例について誠意を持って受け止めさせていただいたつもりです。
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ある分野を活性化したいときに、頑張った人々を奨励する「コンクール」や「コンテスト」「コンペティション」を催すという手段があります。
教育と情報の分野に関わるものとしては「学習デジタル教材コンクール」(学習ソフトウェア情報研究センター)、「ICT夢コンテスト」(コンピュータ教育推進センター)、「全国自作視聴覚教材コンクール」(日本視聴覚教育協会)、「日本e-Learning大賞」(eラーニングアワード事務局)、「特別支援教育教材・教具展示会」(国立特別支援教育総合研究所)などがあります。その他にも様々な団体や自治体が開催しています。
いずれも、優秀な作品・実践を奨励することを通して、それらを共有し、次なる優秀作品・実践の創造に繋げていきたいという趣旨は共通していると思います。
昨今、自作の教育ソフトやアプリをつくる余裕がなくなっているようにも見受けられますし、逆に優秀なツールでお手軽に出来ちゃう(作り込んだものもありますが、作り込みの浅いものも少なくない)ため、こうしたコンクールも、なかなか悩ましい状況を迎えています。
それでも、より良いものを目指した取り組みが賞賛されて、広く波及していくことは大事と思います。デジタル教材が注目を高めつつある昨今だからこそ、実践を踏まえたものが多く出てきて欲しいものです。