今年度初忘れ物。
お昼時間に自宅に取りに帰った。そのついでに、自宅でランチをとることにした。イタリアやスペインでは、長い昼休みに帰宅をして家族でランチをする習慣があると聞いたことがある。確かにいったん帰宅するとホッとするし、好きな食事を作って食べられるのは、なんだか優雅な休日気分だ。午後も仕事を頑張ろうという気にもなる。
職場の地域連携活動の一環にかり出されて、徳島青年会議所の定例会イベントに紛れ込むことになった。今回のテーマは「eスポーツ」。世界で盛り上がって勢いあるeスポーツを街おこしのきっかけにしようという目論みのようだ。徳島の若手起業家・経営者たちが集まって,かつて週刊ファミ通の編集人だった方の講演や,実際のeスポーツ選手を招いて実演を目にしていた。
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eスポーツとは,日本eスポーツ連合(JeSU)にサイトによれば…
「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
とされている。
古い言い方をすれば「テレビゲームをスポーツとして扱う」こと。
初代ファミリーコンピューター(任天堂)あたりを楽しんでいた世代からすれば,テレビゲームのどこがスポーツなのか?といった認識だが,現代のゲームは精細なグラフィックを利用して高い没入感を生み出すものになっており,そのプレイも迫力が伴う。そしてインターネットや動画配信サービスのお陰で,そうしたゲームのプレイを動画実況する文化も広がっている。
こうしてプレイヤーと観戦者が揃えば,そこに観戦ビジネスのモデルが適用できる。
世界中で莫大な経済効果を生んでいるeスポーツの盛り上がりとは,スポーツ観戦のビジネスモデルを応用して生まれたビデオゲーム観戦市場が盛り上がるということである。
あとはプロ野球やモータースポーツなどのプロスポーツ観戦文化を想像してもらえればわかるように,どれだけファン心理を盛り上げて観戦イベントが華やかになるかを目指すかである。同じ理屈でオリンピックもeスポーツに高い関心を示している。
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徳島の街が日本におけるeスポーツのメッカとなれば,確かに街おこしの足がかりにはなりそうだ。とはいえ,大阪や東京にあるeスポーツ観戦施設が話題をさらってしまえば,その効果はあっという間に薄れてしまうのではないかとも思えなくもない。
さて,何をどうすると徳島にとってeスポーツが意味あるものになるのか,もう少しいろんな人々が議論をしなければならないと思う。