教育関連の展示会として長く開催されているNew Education Expo(NEE)の大阪会場に登壇者の一人として参加してきました。
NEEの企画の一つとして国際セッションが設けられており、各国の事情を紹介する機会が用意されています。韓国からゲストを招いてお話を聞いたり、海外視察した報告などがなされたわけです。
私は5年くらい海外には出かけていないお留守番研究者なのですが、引きこもりのおかげで収集した海外情報や日本の事情をお伝えする役回りとして登壇させていただきました。
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最近、この手の登壇機会があると、山のような懸念材料を積み上げて発表している自分がいます。正直、自分でもなんてネガティブなのだろうとうんざりしています。
でも、こういうことを真正面から指摘する人が少な過ぎるのですから、下手なりにやらなきゃならない立場に自分自身で追いやっているようなところがあります。
あらためて、運命というのはなんて意地悪いのだろうと思います。
皆さんはご存知なのかどうか分かりませんが、私はiPadが登場時に誰よりも能天気に「iPadを学校現場へ!」と舞い上がって動き出していた人間でした。
とにかく少しでもそういう動きの火に油を注ごうと場を賑やかしていたわけです。アプリ開発や学会ワークショップまで企画するほどやる気満々でした。
しかし、縁あって総務省フューチャースクール推進事業という国の仕事に関わり始めることになり、そういう能天気な活動はすっかり吹き飛んでしまったという次第です。
それから3年間は、本当に勉強になりましたし、貴重な経験をたくさんさせていただいきました。 それだけに、立場的には慎重推進派となりました。安易な肯定も否定もしないけれど、物事を手堅く積み上げていくことは重要だ。そういうスタンスです。
未来ばっかり見て、すっかり目がくらんでしまったので、過去を調べながらリハビリしているみたいな感じといえば分かっていただけるでしょうか。
なんかもうちょっとぱぁ〜っとやる立場に居たかったんですけれど…本当に運命というのは意地悪なものです。
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お留守番もつまらなくなったので、そろそろ海外へと出かけたい気分ですが、さて、いつどこへ出かけることやら。
その前に、いろいろ知り得た事柄をまとめなければなぁと思う今日この頃です。