20190114_Mon Raspberryな成人の日

成人の日でお休み。

連休なので,わりとのんびり過ごしつつ,書店巡りなど。結局,眺める本は専門書や技術書ばかりなので,卒業研究指導のことや教育研究のことなどを考える。

Raspberry Piをベースにタブレット端末っぽくパッケージングしたRasPadを使って,FeliCaリーダーと組み合わせた出欠記録アプリを組みたいと考えている。Pyrhon言語を使うのはいいとして,Python言語でウインドウ表示するアプリ開発をするのにいい参考書はないかなと物色したりした。

午後は,RasPadのOSであるRaspbianをアップデートするための作業。

ほう,最近はSDカードにディスクイメージを転送するためのユーティリティ「Etcher」というものがあるのか。かなり手軽に準備できるようになっていた。

Raspbianも昨年の終わり頃にアップデートがされて,導入時の日本語環境設定が楽になっているという。一度済ませれば日頃は縁のない導入部分だから,たまにシステム不調になって再インストールするとなると,運用は慣れているものの,あらためて導入では面食らってしまうことは少なくない。

Scratchが3.0と新しくなったものの,Raspberry Pi上でオフラインで動かすバージョンはこれから。まだまだいろんなことが目まぐるしく変わりそうである。

そんなシステム周りのアップデートで一日が終わってしまった。アプリ開発はまだお預け。

20190108_Tue Scratch3.0用資料作り

授業資料準備。

担当している「情報科学」という授業で,プログラミング体験の機会を設けて学生たちにグラフィカルなプログラミング環境であるScratchを操作してもらう。

これはもう「そういうものもありますよ」という知見を得てもらうことが主目的なので,創作活動の入口まではご案内はするけど,その先は人それぞれねというスタンスになっている。

先日,Scratchが3.0にアップデートされたので,見た目が変わった。そのため,案内用に使っていた「Scratchでつくろう」という授業スライドがあるが,この中の図を差し替える必要が出てきた。その作業を行う。

今回のScratch3.0はHTML5.0ベースで開発されたため,スクリーンショットでビットマップ形式の画像を取得する以外にも,WebブラウザのPDF書き出しを利用してベクター形式の画像を取得することもできるようになった(ただ,PDFの場合はステージ表示部分だけ反映されない)。

両方の方法を使い分けながら2.0の画像を3.0に置き換え,少し加筆修正。まだ続き部分を完成させていないので,このあとも内容追加していきたい。

ちなみに,PSD保存したデータは,Adobe Illustratorなどで読み込んで,ブロック部分をアセットとしてPNGデータとして書き出したものを貼り付けている。iPadから持ってきたデータだからだろうか,若干縦横比が変わってしまっているような気がしなくもないが,この辺は後日ゆっくり検証しようと思う。

20181023_Tue

就職活動などで停滞していた卒業研究の再始動。

残り時間はわずかなので,あらためてテーマを再確認をして,これからすべきことを切り分けながらゴールを見定める。

こちらからテーマを押し付けることはしないが,テーマを具体化するために何が必要なのかを細かくすることは要求する。

けれども,細かく明確にしていくことで自分のやりたいことが雲散霧消してしまうこともあるのかも知れない。そこが難しいところだし,私自身,どうしたらよいのかまだよく分からない部分でもある。とはいえ,走り始めるしかない。

プログラミング体験教室について学生たちと相談。

予定していたパソコン教室が他学部のコンピュータ試験に押さえられてしまい,場所から考え直しを迫られたらしい。Scratchmicro:bitにはそれなりのパソコンやタブレットが必要だから,当日の活動全体のデザインにも関わってくる。

せっかくScratch 2018 Tokyoに出席したので,その時の様子を話して,当日の配信録画を見ることにした。ところが,YouTubeに残っていた配信記録は,当日の回線状況がよろしくなかったようで,残念ながらカクカクの途切れ途切れ。ああ,自分も配信しておくべきだったかなぁ。

いまのところポケットマネーで購入したmicro:bitしかないので,近く学科で20台程度のmicro:bitとその他を購入するなど手配をしないと。

Scratch用スライド教材作成部品ファイル

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Keynote for iCloud上の 「Scratch用スライド教材作成用部品ファイル

上記リンクで閲覧とダウンロードが可能です。

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今年は12月7日から13日まで「コンピュータサイエンス教育週間」とされています。

プログラミングだけというわけではないでしょうが,この期間に合わせて米国を始めとしたプログラミング教育推進団体が世界で活発にイベントなどを開催しています。(参考記事「世界的なプログラミング教育推進運動「Hour of Code」、日本に本格上陸」CNET)

私も授業の中でScratchを紹介して,学生たちにプログラミングを体験してもらっています(Scratchを学ぼう)。

最近は参考図書も増えてきているので有り難いのですが,授業で自分なりの解説をしたり,自作のプリント教材を用意しようとすると,Scratchの画面を映し出して指し示したり,画面キャプチャしてブロック等を印刷するといった手間がかかります。

というわけで,自前でスライド教材を作成するためにScratchの画面要素を部品にしてファイルの中にまとめ始めました。これを使えばスライドでもプリントでも部品を組み合わせて例示するのに便利です。

もともとはScratchの財産ですので,皆さんにも自由に使ってもらえたらと思います。まだ細部を作り込んでいないので,改変しやすさは足りないですが,代表的なブロックを紹介したり,組み合わせを示すことには使えると思います。

ファイル形式はApple社のKeynoteファイルです。容量は大きいですが,拡大縮小が奇麗にできるのでこの形式を好んで使っています。Keynote for iCloudからはPowePoint形式でもダウンロードできます。

Scratch 1.4 スキン変更のための作業メモ

Scratch 1.4のスキンを変更するために必要なことを記録していきます。私の作業環境がMacなので,このメモの記載は基本的にMac OS X上のものになります。Windowsの場合は適宜読み替えてください。

[準備するもの]

・「Scratch1.4」「ScratchSource1.4.zip」と「Scratch UI “Skin”(ScratchSkin1.4.zip)」をダウンロード

→ Scratch 1.4(本体) Scratch 1.4 Source Code (ソースコード)のページ

・グラフィックソフト(gifやpngが編集できるもの)

作業に取り掛かるにあたって準備するものはそれほど多くありません。もともとScratchを動作させるパソコン環境があれば,グラフィックソフトを選択入手するのをどうするか悩むくらいで難しくはありません。

グラフィックソフトはgifファイルとpngファイルを編集できるものであればよいと思います。私はFireworks CS6を所有していたので,これを使います。

[ファイルの準備]

Scratch files

参考

ScratchSkinフォルダの内容

[作業手順について]

・作業の基本は,ScratchSkinフォルダの中にある画像素材を編集します。

・画像素材は「9スライス」あるいは「9パッチ」という形式で作られています。(具体的な形式は調べ中)

・gifファイルとpngファイルがあります。(どちらでもいいのかどうかは調べ中)

・編集した画像素材を読み込ませて,実際の表示結果を確認するという手順を取ります。

・しかし,Scratchのブロックの形や色は,画像素材の編集という方法では改変できません。

・また,この一連の作業は,一般的なソフトウェアを改変するのとは仕組みがかなり異なります。

・Scratchが動いているのはSqueakと呼ばれる仮想環境の上で,パソコンの上で直接動いていないからです。

・Scratchを直接動かしているのがパソコンでない以上,それを直接動かしているSqueakというものを操作する必要があります。

・Squeakは,Scratchを動かしているときに隠れて動いてくれている土台システム,つまりOSです。

・Scratchをそのまま起動するとSqueakが隠れたままで,編集した画像素材を読み込ませるとか,表示結果を確認するということが操作できません。

・そこで,ファイルの準備で用意した「ScratchSourceCode1.4.image」を使います。

・「ScratchSourceCode1.4.image」をScratch本体「Scratch.app」(Macの場合)にドラッグアンドドロップします。

・するとSqueakというシステムの中でScratchが中途半端な大きさで表示されて動きます。

・これで作業が始められます。

[Squeak環境の中のScratchの操作方法]