20180925_Tue

振替の月曜授業日。

今朝,macOS Mojave(モハベ)がリリースされた。

職場のiMacに入れようかと思ったら,残念ながら対象外モデル。強制的にインストールする方法を試したが,グラフィックカードが期待通りには動作せず,結局バックアップからもとの環境に戻した(TimeMachine機能は本当に素晴らしい)。

手持ちのMacBookは対応モデルなので,順次アップデート。

VRは脳をどう変えるか?』(文藝春秋)をちら見。

iPhone Xシリーズ上のiOS11から「アニ文字」機能がついて,iOS12では自分に似せられる「ミー文字」も登場しているが,この技術を持っていてAppleに買われた会社のことが本に書いてあった。フェイスシフトという新興企業だったそうだ。

フェイスシフト社の技術は,表情のトラッキングとレンダリングの技術。

最初は,アニ文字やミー文字はエンタテイメントのため?と訝しく受け止めていたのだが,この本が指摘することでハッと気づく。なるほど「レイテンシー」が重要な問題だったんだ。

登場時はiMessageでやりとりする場面が紹介されるので気がつきにくかったけれども,Facetimeをグループ利用することを考えた時にこの技術の利点がよく分かってくる。少ないデータ量で豊かな表情情報を低レイテンシーで伝えられるというメリットである。

日本の場合は回線の質もよいので,ビデオ会議のクオリティに不満が少ないかも知れないが,たとえばグループビデオチャットが始まれば,映像が粗くなって途切れ途切れになる可能性は高まる。そういう場面で少ないデータ量で豊かに表情を伝えられたら…しかもとても滑らかに動くなら,それが実写でなくともミー文字くらいなら相手への没入感を十分得られる。

確かに動画もコマ数が多ければ多いほど動きが滑らかになり,実在感が増す感じがするものである。

最近は,VTuberと呼ばれる,キャラクターによるバーチャルなYouTuberも受け止められてきたようなので,こういうものに抵抗が少なくなっているのだろうなと思う。

20180918_Tue

連休中の帰省から戻り出勤。
週末にオープンキャンパスの模擬授業を担当するので道具立ての準備を始める。
ちょうどiOS12がリリースされたので個人持ちのデバイスはもちろんだが,模擬授業で利用するiPad Proもすべてアップデートすることとした。iOS12は安定性と高速性を追究したバージョンなので,特に問題なく移行できそうだ。

4年生が来研。大学院入試の申請書記入について相談。
現在取り組んでいる卒業研究と大学院進学後の研究希望内容をどう文章化するとよいかについてサポートする。話を引き出しながら付き合っていたら,あっという間に時間が過ぎてしまった。

りん研究室ブログは少し整えた形で書き記すペースできたが,後期が始まるにあたって,断片を書き連ねる形に移行してみることにした。

ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』の邦訳が刊行された。読みたいと思ったが,そもそも『サピエンス全史』をちゃんと読めていないので,そちらを腰据えて読んでみる。家の掃除で放ったらかしていたKobo mini端末が出てきたので,これで読んでいる。E-inkの小さな画面は良い感じ。

Computational Thinkingに関するツイートが交わされていた。関連してCACMに掲載されていたCT論稿も読みたい。翻訳本『ある日,クラスメイトがロボットになったら!?』(学芸みらい社)もCT絡みの要素強し。