20190328_Thu

早朝出勤にリズムを戻したが一日はあっという間に過ぎる。

午前中はインターネットラジオ特番収録のため,システム周りの設定をあれこれ調整したり,各種の情報を整理し直したりしていた。どんなツールを使って運用するのか,新しいものも試しながら決めている段階。そのため,運用経験の十分でないものも多い。

収録の段取り自体は問題なかったが,残念ながら収録結果がうまくいかなかった。本格開始前からこれでは先が思いやられるが,今回の失敗を教訓により良く改善していきたい。

在学生たちの履修登録期間。

3年生や4年生達が研究室に訪ねに来て,取得単位数の確認と履修の相談。卒業単位ギリギリで進めようとする者も居れば,履修条件を満たしてない部分で何を履修すればいいのか迷っている者もいる。わりと余裕で進めている学生だっている。

こちらも新年度の授業準備を再度整えておかないと。

インターネットラジオ elict radio

4月からインターネットラジオ配信局を暫定開局します。

エリクト・ラジオ(elict radio)と名付けられたネットラジオ局は,教育をキーワードにしたコンテンツを配信するための配信局です。

名前の由来はeducation(教育),learning(学習),information & communication technology(情報通信技術)の頭文字 e,l,i,c,tを組み合わせたelictです。

ラジオといえば24時間放送していてチューニングすれば聴けるのですが,残念ながら新しく立ち上げる配信局なので,elict radioには24時間も聴けるほど番組がありません。

その代わり,番組を,リスナーも含めた有志で作ることができます。

教育にかかわる多様な見方を許容でき,同じプラットフォームで相乗りできる人なら,誰でも作り手になれるのです。つまり,elict radioは参加型のインターネットラジオの1つなのです。

教育の様々な分野の関係者の人々が,自分たちの分野を広く知ったもらうための番組を作ることもできます。

学校の児童生徒さんたちが,自分たちの学習活動や成果を披露する手段としてラジオ番組を作ることもできます。それは学習発表やラジオ劇やボイスレターでもかまいません。

保護者の方たちが子育ての楽しみや悩みを共有する番組があってもいいと思います。

こうした番組は,これまでもローカルラジオやコミュニティラジオ局などで制作放送されてきて,いまでも全国各地で様々な番組が活躍されています。インターネットラジオの世界でも先達たちが魅力的な番組や配信をしています。

今回,新たに立ち上げようとしているインターネットラジオ配信局が他と違うのは,「教育」や「学習」といった分野を軸にする点です。そして,もっと学校教育に近いインターネットラジオ配信局になりたいという点です。

動画による情報発信が気軽にできるようになって,そちらの選択肢の方が魅力的に思える時代ではありますが,音声だけのメディアにも魅力やメリットがありますし,そのメディアを選んだときの発信場所,受け皿の存在になることがelict radioの願いです。

まずは4月から朝番組をスタートします。

時代の転換点であり,教育に関しても様々な新しい動きが起こっている今日,いろんなニュースを眺めてみようという番組を始めます。

最初のうちは,ゆる〜い仲間内の感じがするかも知れませんが,そこから「私なら,こういう番組を作ってみる!」という方が出てきて,このインターネットラジオ配信プラットフォームを利用してもらえるようになったらと思います。

-20190217_Sun インターネットラジオ用サーバー

新しい機材が届いた。

教育をキーワードとしたインターネットラジオ配信局「elict radio」を開局準備中である。

動画配信の試みは珍しくなくなったけれども,あらためて音声配信の試みからメディアの取り組みを始めてみようというのが今回のプロジェクトである。

昨今は,プロのラジオ放送局もインターネット技術を利用した同時配信サービスに取り組んでいるし,アマチュアの中にも配信やポッドキャストという録音番組の発信に取り組んでいる人々がいて,ある意味では大変メジャーなメディアとなっている。

しかし,教育というキーワードで考えると,視覚情報の強力さから動画教材の発信は盛んだけれども,音声だけの情報発信に関しては外国語学習を扱ったポッドキャストが目立つくらいで,それ以外の挑戦の幅が狭いように思える。

そういう状況認識といろんな要素と刺激が組み合わさって,みんなが寄り集まって発信したり受信したりするインターネットラジオ配信局を作ろうと思い立った。それがelict radio(エリクト・ラジオ)である。

elict radioは,インターネットラジオ配信プラットフォームサービス「Mixlr」を利用する。

動画配信するためのYouTubeや,かつてのUstreamといったサービスにあたるものである。こうしたサービスに配信したいコンテンツ(番組など)を送信して,それをネット全体に届けてもらうわけである。

コンテンツを送信するためには,専用アプリ(ソフト)を使う。

スマートフォン用とパソコン用の2種類があり,スマートフォン用を使えば出先から手軽に音声を送信してMixlrで配信ができる。elict radioも機動力を生かしたライブ配信とかを挑戦したいと考えている。

日頃は,ポッドキャストの音声データ(コンテンツ)を預かって,それをパソコンからMixlrに送信する。

そうしたコンテンツ送出するための専用パソコンを準備することとなり,その機材が届いた。

Server

Mac miniというパソコンである。ご存知の方は,コンテンツ送出用のパソコンとしては過剰な性能ではないかと思われるかも知れないが,逆に言えば,サーバー性能で足を引っ張られることはないという安心感が得られる。少なくとも5年間は専用サーバーとして働いてもらうので,初期投資としては妥当である。

システム構築ノウハウは,elict radioのサイトで公開していくつもりだが,いまのところ利用しているアプリケーションやOS機能を羅列しておきたい。

  • Mixlr(コンテンツ送信)
  • iTunes(コンテンツ再生)
  • Automator(macOS自動化)
  • Loopback(オーディオルーティング,仮想デバイス)
  • Audio Hijack(オーディオ加工)
  • Skype(遠隔音声受信)

現時点では上のアプリケーションたちを導入して自動配信システムを構築している。

コンテンツ作成には,音声録音や編集のできるアプリを用意して作業する必要がある。この辺はスマートフォンで手軽にする方法もあれば,スタジオレベルの機材を準備してパソコンの専用ソフトで編集する方法もある。ポッドキャストの制作ノウハウは,ネット上にもいろいろ公開されているのでいずれはそれらをご紹介できればと思う。

セッティングは成功し,現在は毎日試験配信を行なっている。

皆さんに参加を呼びかけるための「見本システム」の準備は整った。ここからは協力者やリスナーを集めるための活動を徐々に始めていく。

教育をキーワードにしたインターネットラジオ配信局であるから,教育や学習に緩やかに関係したコンテンツはもちろん,学校の放送部やクラブといった児童生徒さん達の音声作品や番組も持ち寄っていただき,音声を介した交流地点になれたらと思う。