20190428_Sun

世間は連休突入済み。

AO・推薦入試説明会を兼ねたオープンキャンパスの日。ミニ授業の担当になっていたので休日出勤である。ここまでずっと端末準備。

当日もなかなか全体設定が整わず,直前まで試行錯誤していた。iPad Proを小規模導入してあるのだが,このくらいの規模だと個人用Apple IDを利用した管理になってしまい,10台のiPadは同じクラウドアカウントで同期しあう関係になっているのが実情。

Apple School IDのようなものは,学校単位での大規模導入を焦点に当てているため,学科単位といった部署レベルの小規模導入だとまるで相手にされない。大学単位の責任者は学科単位の取り組みのためには動いてくれないこともあるので,結局,個人向けApple IDで無理に何とかするしかないのである。その状態で,少しでも10台のiPadが個別に動かせるように細かい設定を工夫する。

ミニ授業は,Apple Pencilの調子が良くないもののために時間ロスも発生したが,Keynoteを使ったデジタルストーリーテリングの活動自体はおおむね好評のうちに幕を閉じた。

20190421_Sun 新入生宿泊セミナー

新入生宿泊セミナー2日目。

初日は出張のため2日目から参加。1年生達とは授業で一緒になっているが,やはりこうした催事を通して初めて個人個人の顔が見えてくるので,カメラマン仕事も兼ねていろんな学生たちと接触してみる。

ラジオ体操や朝食を終えて,2日目のメインイベントであるカッター研修。

カッターボートに乗船しチームで櫂を漕いで進む。まあ,半分はみんなで気持ちのよい船遊びを楽しむといった風ではあるが,チームワークを発揮してボートを進ませるのはそれなりによい体験である。私も交代要員として乗船したものの,今回は残念ながら漕ぐことはなかった。

現地のセミナーを終えて,大学へ。

休日無いまま,翌日の月曜は普通出勤である。

-20190217_Sun インターネットラジオ用サーバー

新しい機材が届いた。

教育をキーワードとしたインターネットラジオ配信局「elict radio」を開局準備中である。

動画配信の試みは珍しくなくなったけれども,あらためて音声配信の試みからメディアの取り組みを始めてみようというのが今回のプロジェクトである。

昨今は,プロのラジオ放送局もインターネット技術を利用した同時配信サービスに取り組んでいるし,アマチュアの中にも配信やポッドキャストという録音番組の発信に取り組んでいる人々がいて,ある意味では大変メジャーなメディアとなっている。

しかし,教育というキーワードで考えると,視覚情報の強力さから動画教材の発信は盛んだけれども,音声だけの情報発信に関しては外国語学習を扱ったポッドキャストが目立つくらいで,それ以外の挑戦の幅が狭いように思える。

そういう状況認識といろんな要素と刺激が組み合わさって,みんなが寄り集まって発信したり受信したりするインターネットラジオ配信局を作ろうと思い立った。それがelict radio(エリクト・ラジオ)である。

elict radioは,インターネットラジオ配信プラットフォームサービス「Mixlr」を利用する。

動画配信するためのYouTubeや,かつてのUstreamといったサービスにあたるものである。こうしたサービスに配信したいコンテンツ(番組など)を送信して,それをネット全体に届けてもらうわけである。

コンテンツを送信するためには,専用アプリ(ソフト)を使う。

スマートフォン用とパソコン用の2種類があり,スマートフォン用を使えば出先から手軽に音声を送信してMixlrで配信ができる。elict radioも機動力を生かしたライブ配信とかを挑戦したいと考えている。

日頃は,ポッドキャストの音声データ(コンテンツ)を預かって,それをパソコンからMixlrに送信する。

そうしたコンテンツ送出するための専用パソコンを準備することとなり,その機材が届いた。

Server

Mac miniというパソコンである。ご存知の方は,コンテンツ送出用のパソコンとしては過剰な性能ではないかと思われるかも知れないが,逆に言えば,サーバー性能で足を引っ張られることはないという安心感が得られる。少なくとも5年間は専用サーバーとして働いてもらうので,初期投資としては妥当である。

システム構築ノウハウは,elict radioのサイトで公開していくつもりだが,いまのところ利用しているアプリケーションやOS機能を羅列しておきたい。

  • Mixlr(コンテンツ送信)
  • iTunes(コンテンツ再生)
  • Automator(macOS自動化)
  • Loopback(オーディオルーティング,仮想デバイス)
  • Audio Hijack(オーディオ加工)
  • Skype(遠隔音声受信)

現時点では上のアプリケーションたちを導入して自動配信システムを構築している。

コンテンツ作成には,音声録音や編集のできるアプリを用意して作業する必要がある。この辺はスマートフォンで手軽にする方法もあれば,スタジオレベルの機材を準備してパソコンの専用ソフトで編集する方法もある。ポッドキャストの制作ノウハウは,ネット上にもいろいろ公開されているのでいずれはそれらをご紹介できればと思う。

セッティングは成功し,現在は毎日試験配信を行なっている。

皆さんに参加を呼びかけるための「見本システム」の準備は整った。ここからは協力者やリスナーを集めるための活動を徐々に始めていく。

教育をキーワードにしたインターネットラジオ配信局であるから,教育や学習に緩やかに関係したコンテンツはもちろん,学校の放送部やクラブといった児童生徒さん達の音声作品や番組も持ち寄っていただき,音声を介した交流地点になれたらと思う。

20190203_Sun インターネットラジオ開局準備

インターネットラジオ配信局を準備中。

日本教育メディア学会年次大会を11月2日, 3日に徳島文理大学で開催するが、その便乗企画としてインターネットラジオ配信を使った学会情報の発信をしようと考えたためである。

ネットを使った情報発信なら、動画配信サイトに学会チャンネルをつくるという方法がある。たとえば情報処理学会がニコニコ動画サイトにチャンネルを持っているのは一例だ。動画配信自体の敷居もかなり下がっていて,難しいことはない。

ただし,見せる動画配信をつくるのは難しい。

区切られた画面とはいえ,写り込むものをコントロールしデザインするのは,技能やセンスを必要とする。ある種の勢いで乗り越えるとしても,持続可能とは言い難い。

そこで,視覚要素を取っ払ったところから挑戦できる音声メディアに注目した次第である。

音響だけだから,気にすべき要素が少なく始めやすい。視覚的に変なものが写り込むという心配事がなくなるだけでも,素人には安心感もある。

もちろん一方で,コンテンツを音や声だけで成立させなければならないという難しさもある。場合によっては,動画の方が見た目で手っ取早くコンテンツを成立させられる点で優位かも知れない。

動画と音響のどちらにもメリット・デメリットや難しさがある中で,あらためて「ラジオ」というメディアの存在に思いを馳せて,それをインターネットラジオとして挑戦してみようと思ったのである。

詳細は随時ご報告する。技術的な見通しは立っているので,いろいろ検証しているところである。

20190106_Sun 平成最終日までのアドベントカレンダーがほしい

年末年始は帰省して過ごした。

例年通りである部分と,年を重ねる毎に変わりゆく部分と。そうして年末年始を過ごしてみて思うに,たぶん2019年は能動的に何かを変えていく時機かも知れないと感ずる。そうでなくとも元号変わりの慌ただしい年だ。

NHK-Eテレが「平成ネット史(仮)」を放送していた。

タイトルに(仮)が付いているのは,制作者側も広範にわたる歴史を2夜連続の枠ですべて収められないことを了解しているがゆえ。それを念頭にひとまず歴史を切り取るならば,たぶんそうなるだろうなという内容になっていて,どうしても東京に出入りしていたネットプロパー勢から見た思い出アルバム的にはなっていた。それでも,バランス感覚のよい構成だったので,番組自体は面白く視聴できたと思う。

そもそもパソコン通信ネットワーク時代はホスト局やボードやSIG毎の島宇宙になりやすかったし,インターネット時代も繋がっているとはいえ掲示板やサイト毎に島宇宙化していたので,取り上げられていたトピックスに対する距離感は個々人で違ってきてしまう。たとえば,番組で取り上げられていたテキストサイト全盛期に有名だったとされる「侍魂」というサイトも,私個人は忙しかった時期にも重なり当時は知らずに過ごした。

平成時代に増大したネットワーク上の世界をどのようなパスを描いて渡り歩いてきたのか,それ次第で個々人の平成ネット史は変わってくるわけだ。

教育と情報の歴史研究にとっても,平成という区分は重みがある。

それで実は,平成が終わる4月30日までの間,個々人が教育と情報の歴史(自分の平成ネット史でもかまわないが)を個々人のブログ上で語るエントリー記事を書いてもらい登録するアドベントカレンダーのようなもの作成したいと考えている。

アドベントカレンダーはもともとクリスマスをカウントダウンするための12月カレンダーだが,4月30日までをカウントダウンするカレンダーでやりたいわけだ。一日ごとに登録してもらったエントリーへのリンクが公開されて各参加者の記事が読めるという一種のリレー連載記事だ。

といっても,アイデアがあるだけで,それを実現するシステムが見つけられていない。

もしも良い実現手段があればTwitterアカウントまで教えて欲しい。

年末修理に出したMacBook Proは,早速修理を完了して昨年内には徳島の自宅に届けられていたようだが,帰省から戻っての受け取り。28日受付の30日出荷だから迅速。バッテリー膨張が確認されて,必要部分の交換となった。データなどはそのままなので,何事もなかったかのように使用再開となった。