台湾南部の水上輸送手段は会社のフェリーと個人のボートが同一航路で競い合っている。高雄港の重要な交通手段である旗津輪渡と個人営業のボートが共存しているのがその一例である。個人船は機動力を発揮して、人やバイクをニーズに合わせて迅速に運ぶ。男女老若を問わずバイクに乗ったまま乗船する光景も見かける。近距離の航行ではあるが、少々冒険的な行為のようにも見えるが、しかし、これを利用しないで対岸にわたるには、遠回りをして海底トンネルを通らなければならないのである。