台湾人は多様な生業についている。自然の恵みにより、多様な物資が利用できる。農産物やその加工品に加えて、ローテクからハイテクによる製品が生産されてもいる。多種多様なビジネスが経営されている。株など証券投資にみるマネーゲームも一般に行われている。堅実なビジネスの経営はなにより資金作りが先決であるとして、大金をつかむ夢にかけるものもいることは否定できない。
しかし、大金をつかむのに台湾人が特別に恵まれているわけではない。着実に日々の暮らしを成り立たせるために苦労を厭わずひたすら勤勉に働く台湾人は多い。彼らは国内総生産に貢献するものとして諸産業の現場で国の経済を支えている。もちろん雇い人になるよりも自営業主になることを希望する台湾人も多い。そこで資金力に応じて多様なビジネスが経営されている。大規模な総合会社から生計をやっと支える小規模商業まで存在する。街角や道端に店を出すようなビジネスも各地で営業されている。露店や行商などのベンダー業は小資本で経営できることや庶民に受け入れられることで台湾各地において大繁盛をみる。