クラウドに数字を保管できるブロックNumberBank(ナンバーバンク)は,Scratch3.0拡張機能です。

これを提供しているのはStretch3というScratch3.0サイトとここで提供しているPaSoRichという改造Scratch3.0サイトだけになります。(公式Scratch3.0サイトでは利用できません。)

ナンバーバンクは,クラウド上の指定した「バンク」と「カード」の組み合わせ場所に数字を保管しておける拡張機能ブロックです。

その際,あらかじめ「マスターキー」をセットする必要があり,これまではマスターキーの取得申請をお願いしていました。つまり,使いたい時には申請が必要でした。

今回,ナンバーバンクが0.8.1にアップデートし,デフォルトのマスターキーで利用できるように変更されました。

もう利用申請は不要です!

デフォルトマスターキーは「key」です。

[マスター(key)をセット]ブロックをそのまま1回実行してもらえれば,申請する必要もなくナンバーバンクを利用することが出来ます。ぜひご利用ください。

これで誰でもナンバーバンクを利用することが出来ますが,その代わり,「バンク」や「カード」の名前が他の人とかぶってしまうと中身が他の人に読み書きされて変わってしまうので,それだけ注意してください。

もし何か作品が出来たら,問い合わせフォームなどで教えてくださいね。


[これまで発行したマスターキーについて]

これまで,わざわざマスターキーを申請してくださった皆様。ナンバーバンクに興味を持ったうえ行動してくださりありがとうございました。

皆様に発行したマスターキーは,まだ有効です。

事前告知していた利用期限が切れたものもありますが、2021年度内(2022年3月まで)は有効にしておく予定です。また,早期に関心を持っていただいたことへの感謝かたがた,あらためてメールで連絡させていただきます。気長にお待ちください。

さて,0.8.1アップデートにより,マスターキーに新たな機能がつきました。

処理遅延調整機能です。

ナンバーバンクは,クラウドに数字を保管できるブロックです。クラウドへの数字の読み書きを繰り返し行なうことができますが,Scratchがフル回転してナンバーバンクを利用すると,クラウド利用が膨れ上がります。

大人の事情が分かる皆さんであれば、こうなるとすごく大変。開発者の人は金持ち?という心配が発生します。

残念ながら金持ちじゃありません。

そんなわけで,ナンバーバンクには「処理遅延」させる機能が入っています。わざわざ処理を遅くして,クラウド利用を節約するようにしているのです。これで開発者の人も,ちょっとだけ楽になります。

ナンバーバンクのデフォルトマスターキー「key」を使うと,処理が少しゆっくりなのはそのためです。

でも,処理がすごく速いと嬉しい時もありますよね。

ゲーム等をつくる時には,処理の速い方が嬉しい時が多いです。

そこで,使うマスターキーによって,処理の遅延を少なくして速くすることが出来るようにしました。これが新しい「処理遅延調整機能」です。

これまで申請してくださったマスターキーは,デフォルトに比べて,少しだけ速くなっています。(本当に少しだけで違いが分からないかも知れませんが…)

今後、特別な専用マスターキーが必要だという方がいたら,相談して発行できればと思います。

もし処理が速いナンバーバンクを試してみたいという方がいましたら,お問い合わせフォームからご相談いただければと思います。