NumberBank 動作条件

Scratch3.0からクラウドに数字を保存したり読み出したりできる拡張機能です。

NumberBankが用意されているScratch3.0 mod環境にアクセスできれば、使用するパソコンやタブレットなどの端末やブラウザの指定はありません。


どんな端末でも可

WindowsでもiPadでもChromebookでも、なんでも。



どんなブラウザでも可

Chromeブラウザだけでなく、Safariでも、Firefoxでも、Edgeでも。



使用できるサイト

公式Scratch3.0サイトにはありません。
Stretch3サイトか,PaSoRichサイト,またXcratch環境に追加してご利用ください。



【注意】マスターキーのセットが必要です

NumberBankは、使い始めるために「マスターキー」というキーワードを最初1回だけセットする必要があります。お試しデモやスプライトには、あらかじめマスターキーをセットする準備がされているものもあります。

マスターキーは大事なキーであるのですが、一つ一つ使う目的や役割があり、共通で利用するタイプのもの以外は、気をつけて使う必要があります。

共通利用できるデフォルトのマスターキー「Key」をセットすれば誰でも使い始められます。

もし、他の人が用意したマスターキーを見つけても、持ち主に使ってよいかどうか聞いて,利用するかどうかを決めてください。

自分たち専用のマスターキーを用意する方法もあります。

皆さんが18歳より年下なら,家族や先生に相談したり,協力をお願いして,マスターキーを作ってください。気をつけないとお金が必要になってしまうからです。

困ったことがあれば,問い合わせをしてください。

PaSoRich 動作条件

Scrach3.0からICカードリーダーPaSoRiを扱える拡張機能パソリッチ。

SONYのPaSoRi自体はもともとWindows向けの製品ですが、パソリッチで使う場合は関係がありません。次の機種で利用可能ですので参考にしてください。


Windows

使えます。
汎用USBドライバのインストールを最初の一回必要です。



Chrome OS

そのまま使えます。



iPad

使えません。ごめんなさい。
QRコードに挑戦してね。



macOS

そのまま使えます。
製品表示は対応してないとされますが、PaSoRichなら対応です。



Android

そのまま使えます。



Linux (Raspberry Pi等)

使えます。
USBデバイスの権限設定作業を最初の一回必要です。




使用できるブラウザ

WebUSB機能対応ブラウザのみ使えます。
対応ブラウザ:Chrome, Edge, Vivaldi, Brave,
未対応ブラウザ:Safari



使用できるサイト

公式Scratchサイトにはありません。
Stretch3サイトか,PaSoRichサイト,またはXcratch環境に追加して利用してください。



用意するもの

● ソニー社製のICカードリーダー「PaSoRi」パソリ(RC-S380
● Webブラウザ (WebUSB対応のもの)
  Google ChromeMicrosoft EdgeVivaldiBrave 等
● ICカード(Felica方式のもの)
  普段使っている交通系のカードや,使い終わって余っているカードでも可能
● あなたらしい活用アイデア

※ Windowsの場合は,汎用USBドライバを導入することで動作します。(たとえば Zadig 等)

拡張機能の開発ポイント

Scratch3.0拡張機能の開発のためには、Scratch3.0 mod環境を構築します。

開発環境が完成したら、拡張機能の開発作業に取り掛かることになります。

まずはScratch3.0拡張機能をつくるためのおおまかな段取りを確認しましょう。


【画像の作成】

  • 拡張機能メニュー用の画像2種類の作成(600×372/80×80)pngまたはsvg
    →scratch-gui\src\lib\libraries\extensions内に新規フォルダを作成して
  • 拡張機能ブロック用のアイコン画像の作成(40×40)svg -> base64
    →拡張機能本体へ

【拡張機能メニュー表示ための設定】

  • scratch-gui/src/lib/libraries/extensions内の index.jsx ファイルの変更

【拡張機能マネジメント設定】

  • scratch-vm/src/extension-support内の extension-manager.js ファイルの変更

【拡張機能の本体】

  • scratch-vm/src/extensions内に開発する拡張機能用の新規フォルダ作成
  • 拡張機能用の新規フォルダ内 index.js ファイル(拡張機能本体)作成

Scratch3.0は、ディレクトリの構造からも分かるようにフロントのインターフェイス(gui)とバックのバーチャルマシン(vm)に分かれています。

拡張機能も、見た目と機能の両側にまたがって開発をしなければなりません。とりあえずは画像づくりから始めることにしましょう。

Scratch 3.0の拡張機能を作ってみよう

なお、拡張機能本体となる「index.js」はひな形がありますので、Scratchサイトから借りてくることになります。

Scratch 3.0の拡張機能を作ってみよう/基本の書式