2022年5月にNumberBank 1.0をリリースしてから時間が経ちました。

NumberBankは、データをクラウドに預けられるScratch3.0拡張機能です。

公開しているお試し用のクラウドで利用することが可能ですが、Firebaseというサービスを利用者側で設定することで、自己管理するクラウドにデータを預けられたりもします。(MasterkeyBankというサービス機能との組合せで実現しています。)

現在、NumberBankの性能アップデート中です(パージョン1.1)。

より安定したデータ読み書きができるようにコードの見直しをしていくのが継続課題ですが、そのための作業時間がなかなか取れないことが悩みの種でした。

このほど、プログラミングをサポートするAIサービスの利用で、作業に取りかかりやすくなったこともあり、性能アップデートを試みている次第です。

正式なアップデートの前に、開発版を公開します。Xcratchを利用している皆さんは下記のURLから開発版をお試しください。

NumberBank 1.1d

https://con3code.github.io/dev-numberbank/dist/numberbank.mjs

(正式版とは「xcx-」と「dev-」で区別しています。)

開発版のGitHubディレクトリはこちら

1.1dは1.0と比較して、機能の追加などはありません。動作の安定性を向上したものです。これによりマスターキーの切替え利用や連続的な読み書きにおいて安定した動作が期待されます。

なお、NumberBankの読み書き動作の反応時間は、調整されたものです。特にお試しマスターキーである「key」は遅めに設定していることもあり、反応が鈍いと感ぜられると思います。

これもMasterkeyBankを併用していただき、独自のFirebaseクラウド(無料)を用意して独自マスターキーを設定していただくことで、反応時間を短く設定可能です。どうぞご活用ください。

※MasterkeyBankはFirebase APIキーを暗号化してお預かりするNumberBank専用サービスです。