メディア掲載情報

パソリッチ(PaSoRich)やナンバーバンク(NumberBank)に関する情報を掲載していただいたメディアについてご紹介します。



藤川大祐 監修『学校でつかいこなすICT』(シリーズ・考えよう! 話しあおう! これからの情報モラル4)偕成社2022

東京学芸大学附属小金井市小学校・小池翔太先生の学級で実践している学級通貨を電子化してキャッシュレスにしてしまおうという取り組みで,パソリッチとナンバーバンクが採用されています。

書籍自体は大型の児童学習絵本で,主に図書館などに常備するのに向いているものですが,書籍のWebサイトには導入時の様子が動画でも紹介されています。(開発者も登場させていただいてます!)42-45頁


東京学芸大学附属小金井小学校ICT部会 著『Face to Faceの教育から、学びのSide by Sideへ Microsoft 365 Educationを活用した小学校の学級づくり・授業づくり』明治図書 2022

こちらも東京学芸大学附属小金井小学校の取り組みで,ほんの一部分でご紹介いただいています!81頁


AkaDako(株式会社ティーファブワークス)TFabWorks

USBで接続してScratchから制御できる拡張ボードです。

大変安価にフィジカルプログラミングを体験できますが,その使い方の中で,ナンバーバンクと組み合わせて使うこともご提案いただいています。

ナンバーバンクはパワーアップするためにアップデート作業中。それが一段落ついたら,私たちもAkaDakoにどんどん挑戦していきたいと思います!

新型PaSoRi (RC-S300)について

2021年11月11日付でソニー株式会社から新しい非接触ICカードリーダー/ライターが発売されました。新型PaSoRi(パソリ) SONY RC-S300です。

ひさびさの新型で,マイナンバーカード利用といったニーズに応える個人向け商品です。これまでのPaSoRi RC-S380の後継機種といってもよいと思います。

近年は各社から非接触ICカードリーダー/ライターが発売されるようになりましたから,ソニー社も新たなモデルで迎え撃つ必要が出てきたのだろうと思います。


(追記)

2022年1月27日にRC-S300の「業務用途専用モデル」であるRC-S300/Sが発表されました。

PaSoRiは,個人向けと法人向けの2モデルが用意され,これまでの世代のものも同様でした。PaSoRichが対象としているRC-S380にも,個人向け(RC-S380/P)と法人向け(RC-S380/S)があります。

RC-S380世代の場合,2つのモデルの違いは極わずかで,ほぼ同じものとして使えます。RC-S300世代の場合,2つのモデルには違いがあるようです。詳細は追ってお知らせします。



さて,新しいPaSoRi(RC-S300)は,PaSoRichで使えるのでしょうか?

実物を入手して検証しました。

残念ながら

新型PaSoRi RC-S300(個人向け)は,PaSoRichで使えません。

(旧型RC-S380と互換性がありません。)


PaSoRichが対応しているPaSoRiのモデルは「RC-S380」です。

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RC-S380が正式に対応している機種とは関係なく,WindowsやmacOS,ChromeOS,Raspberry PiなどでScratch3.0を動作させてPaSoRichからRC-S380を利用することができます。

PaSoRichがWebブラウザの機能(WebUSB)を利用して,PaSoRi RC-S380と直接やり取りするからです。

この,「直接やり取り」するやり方が,新しいPaSoRi RC-S300でも同じやり方でよければ,互換性があるということになり,RC-S300をPaSoRichでも使えることになります。

しかし,新しいPaSoRi RC-S300は,一つ前のPaSoRi RC-S380とは別に新しく開発されたものだと考えられるので,おそらく直接やり取りする方法も違っていると思われます。

新しいPaSoRi RC-S300と直接やり取りする方法に対応できれば,いつかは使えるようになると思います。

どうなるかについては,分かり次第,こちらでお知らせします。

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Xcratch対応

外部のScratch3.0拡張機能を追加できるScratch3.0mod環境「Xcratch」(横川耕二先生開発)があります。

公式Scratch3.0の内部には標準的に用意された拡張機能(音楽ブロックやペンブロックなど)が用意されています。一方,外部には独自に開発された拡張機能がありますが,公式Scratchサイトでは追加して利用することができません。

そこで,こうした外部の拡張機能を追加する機構をもったScratch3.0mod環境(改造環境)として開発されたのが「Xcratch」です。

このXcratchは,上のリンクで提供されている環境で利用してもいいし,自分のローカル環境にXcratchを構築して利用することもできます。その際に,外部で公開されているXcratc対応の拡張機能を自在に追加できるのです。


さて,本サイトで提供しているScratch3.0拡張機能として,ICカードの番号を読み取れる「PaSoRich」と数字をクラウドに保存できる「NumberBank」の2つがあります。

これまでは,この2つの拡張機能は,あらかじめ用意された環境(PaSoRich環境とStretch3環境)だけで利用できました。

今回,この2つの拡張機能のXcratch対応版をつくりました。

今後は,Xcratch環境で以下のリンクを使って拡張機能を追加できます。

PaSoRich (Xcratch用)
https://con3office.github.io/xcx-pasorich/dist/pasorich.mjs
NumberBank (Xcratch用)
https://con3office.github.io/xcx-numberbank/dist/numberbank.mjs

「拡張機能のURLを入力」の欄に,上記のリンクを入力して[OK]すれば追加されます。(もちろんPaSoRichの場合はカードリーダーのRC-S380が必要です)

これで,拡張機能を利用したプロジェクトづくりが可能です。プロジェクトをつくり始めたらコンピュータへの保存も忘れないようにして,ぜひ楽しんでみてください。