新しい拡張機能の開発に伴い、新しいノウハウも得られたことから、先行して公開されていた「PaSoRich」をアップデートしました。
- 日本語化しました
- 内部処理を見直して不要なブロックを削減しました
【日本語化】
ずっと英語のままでしたが、「日本語」と「にほんご」に対応しました。分かりやすくなったと思います。ただし、読み取った識別番号は「IDm」にしました。
【ブロック削減】
これまで、〈読取中〉〈待機中〉や〈読み取り完了〉の真偽値ブロックを用意して、利用者側でカード読み取り処理完了までの待機を調整してもらっていました。
この待機調整をブロック側で行なうように見直しました。
それによって真偽値ブロックは不要になりましたので削りました。カードを読み取りたいときはシンプルに〔パソリ読み取り〕ブロックだけでOKです。
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このアップデートに伴ってデモScratchプロジェクトも見直しました。
ソニー社製のパソリ(PaSoRi RC-S380)と対応ブラウザを用意し、拡張機能「パソリッチ」のあるScratch環境にアクセスすることでスマートカード(Felicaカード)の識別番号を読み取ることができます。
さらに、新たに開発した数字をクラウドに保存できる拡張機能「ナンバーバンク」を組み合わせることで、スマートカードに紐付けた数字をネットにつながった異なる端末から共用することができます。
簡易なポイントカードシステムを作るなんてことも可能です。
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新しくなったパソリッチが利用できるScratch環境は、con3code提供mod環境と、拡張機能のハブ環境として人気の「Stretch3」でも、新しいバージョンを公開させていただきました。